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コモディティ取引用語辞典トレタム

コモディティ取引に関する専門用語を学べる総合用語集

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    Amortisation

    償却

    資産・負債・資本

    償却とは、固定資産の価値が時の経過や使用によって減少していく分を費用として計上する会計処理のことです。無形固定資産の場合は「償却」、有形固定資産の場合は「減価償却」と呼び分けることがあります。

    概要

    Amortisationとは、無形資産の取得にかかった費用を、一定の期間に分けて少しずつ費用として計上する処理のことです。たとえば、ソフトウェアや特許権、営業権(のれん)など、形のない資産に対して使われます。

    日本語では「償却」と訳されますが、有形資産(建物や機械など)に使う「減価償却(Depreciation)」とは使い分けられます。

    なぜ償却が必要か

    たとえば、ある企業が10年使うソフトウェアを1億円で購入した場合、その1億円を一度に費用計上すると、その年の利益が大きく下がってしまいます。でも実際には、そのソフトウェアは10年にわたって使うので、費用も10年に分けて計上した方が、企業の実態に合っています。

    このように、資産の使用期間に応じて費用を分配することで、利益の変動をならし、より正確に企業の財務状況を表すことができます。

    期間とルール

    • 通常は法定耐用年数に基づいて分割します(例:ソフトウェアは5年など)
    • 国や会計基準によって定められた償却方法に従う必要があります
    • 定額法が一般的で、毎年同じ金額を費用にするケースが多いです
    • 営業権(のれん)は、IFRSでは償却せず、毎年減損テストを行う方式がとられています

    実務での影響

    • 営業利益や税引前利益に直接影響するため、財務戦略の一部として扱われることもあります
    • 税務上の償却と会計上の償却が異なる場合、調整が必要になることがあります
    • キャッシュフローには影響しない(実際の支出ではない)ため、資金繰りの評価では別に考えます

    よくある無形資産の例

    • ソフトウェア(自社利用、外部購入)
    • 特許、商標、著作権
    • 顧客リスト
    • のれん(企業買収時の差額)

    減価償却との違い

    比較項目 Amortisation(償却) Depreciation(減価償却)
    対象資産 無形資産(ソフトウェアなど) 有形資産(建物、設備など)
    方法 定額法が多い 定額法- 定率法などが選べる
    見え方 財務諸表の「無形資産」欄に反映 「固定資産」欄に反映
    減損処理 のれんなど一部は償却せず、減損のみ 原則として償却しながら管理

    注意点

    • 償却期間が短すぎると、費用が先に立ちすぎて利益を圧迫する
    • 長すぎると、資産の価値が現実より高く残り、損失の先送りになる
    • 会計基準や税法の改正により、償却の扱いが変わることがある

    関連用語

    • 減価償却(Depreciation)
    • 無形資産
    • 耐用年数
    • のれん(Goodwill)
    • 減損会計
    関連用語
    Current Assets

    流動資産

    Current Assetsは、1年以内に現金化できる資産を指す財務指標で、現金・預金、売上債権、在庫資産、短期投資などが含まれます。企業の短期的な支払い能力と運転資金の状況を示し、流動比率や当座比率の計算に使用される重要な財務指標です。商品取引における決済能力の評価や、企業の財務健全性の判断において重要な役割を果たしています。

    Current Liabilities

    流動負債

    Current Liabilitiesは、1年以内に返済期限が到来する負債を指す財務指標で、買掛金、短期借入金、未払金、前受金などが含まれます。企業の短期的な支払い義務と資金繰りの状況を示し、流動比率や当座比率の計算に使用される重要な財務指標です。商品取引における決済能力の評価や、企業の財務健全性の判断において重要な役割を果たしています。

    Fixed Assets

    固定資産

    Fixed Assetsは、1年を超えて使用される資産を指す財務指標で、建物、機械設備、車両、土地、ソフトウェアなどが含まれます。企業の事業基盤と長期的な収益創出能力を示し、減価償却や資産価値の評価において重要な要素となります。商品取引における企業の事業規模の評価や、長期的な投資価値の判断において重要な役割を果たしています。

    Shareholders' Equity

    株主資本

    Shareholders Equityは、企業の総資産から総負債を差し引いた純資産を指す財務指標で、資本金、資本剰余金、利益剰余金などが含まれます。企業の財務健全性と株主の持分価値を示し、自己資本比率やROEの計算に使用される重要な財務指標です。商品取引における企業の財務安全性の評価や、投資価値の判断において重要な役割を果たしています。

    Long-term Liabilities

    長期負債

    Long-term Liabilitiesは、1年を超えて返済期限が到来する負債を指す財務指標で、長期借入金、社債、退職給付債務、リース債務などが含まれます。企業の長期的な資金調達構造と財務戦略を示し、債務返済能力と財務リスクの評価において重要な要素となります。商品取引における企業の財務健全性の判断や、長期的な投資価値の評価において重要な役割を果たしています。

    Treasury Stock

    自己株式

    Treasury Stockは、企業が発行した株式を自ら取得して保有している株式を指す財務指標で、自己株式とも呼ばれます。株価の安定化、従業員持株制度、敵対的買収の防止などに活用され、企業の財務戦略と株主価値の向上において重要な役割を果たしています。商品取引における企業の財務戦略の評価や、株主還元政策の判断において重要な要素となっています。

    Capital Surplus

    資本剰余金

    Capital Surplusは、企業の資本取引から生じる剰余金で、資本金を超える部分を指す財務指標です。株式発行差益、減資差益、合併差益などが含まれ、企業の財務健全性と成長性を示す重要な要素となります。資本剰余金は配当原資や事業拡大の資金源として活用され、企業の財務戦略と投資家への還元政策において重要な役割を果たしています。

    Accounts Payable

    買掛金

    Accounts Payableは、企業が商品やサービスの購入により発生する支払義務を表す負債項目です。仕入先やサービス提供者に対する未払いの債務であり、通常30日から90日以内に支払われる短期負債です。企業の運転資金管理において重要な要素となり、キャッシュフローと財務健全性を評価する重要な指標となっています。