物流の用語

主に鉄鉱石や石炭などを運ぶばら積み貨物船（ドライバルク船）のサイズ区分の一つで、大きすぎてスエズ運河やパナマ運河を通航できず、喜望峰（ケープ）やホーン岬（ケープ）を回る必要がある大型船を指します。

製品が原材料から最終製品に至るまでのサプライチェーン全体を通じて、認証された（例: 持続可能な、リサイクルされた）原材料と非認証の原材料が混ざらないように、適切に管理・識別・追跡するための基準や仕組みのことです。

売買契約や輸送契約において、商品の物理的な引き渡し、またはそれに伴う所有権や危険負担の移転が、契約条件に従って完了した状態のことです。決済プロセスの起点となります。

貨物を効率的かつ安全に輸送するために規格化された、金属製の頑丈な箱のことです。海上、陸上（鉄道、トラック）、航空（種類は異なる）を組み合わせた複合輸送を可能にします。

売買契約に基づき、商品が最終的に届けられるべき場所（住所、倉庫、工場など）または受け取る企業や個人のことです。「送り先」や「届け先」とも呼ばれます。

顧客や商品の届け先（納入先）に関する情報（住所、連絡先、担当者、納入条件など）を正確に把握し、効率的かつ間違いのない納品体制を維持するための管理活動のことです。

商品や証券などの取引において、売り手から買い手へ対象物を引き渡す具体的な方法や手続きのことです。現物受渡、差金決済、書類上の受渡など、市場や契約によって定められます。

特定の顧客やプロジェクトに対して、過去に商品をいつ、何を、どれだけ納入したかという記録や履歴のことです。サプライヤー評価や需要予測などに利用されます。

主に定期船・コンテナ船輸送において、港に到着したコンテナが、無料保管期間（フリータイム）を超えてコンテナヤード（CY）内に留置された場合に、船会社から荷主に対して請求される超過保管料のことです。

貨物を船から陸揚げする作業

一国の領海内または内水（河川、湖沼など）において、国内の港から港へ、あるいは地点から地点へと貨物や旅客を船舶で輸送することです。「内航海運」とも呼ばれ、国際輸送（外航）と対比されます。

輸送中の貨物、船舶、航空機、車両などが目的地に到着すると予想される時刻のことです。「ETA」と略され、サプライチェーン管理や納期管理において参照されます。

輸送手段（船舶、航空機、車両など）が出発地を出発すると予想される時刻のことです。「ETD」と略され、輸送スケジュールの計画や管理に用いられます。到着予定時刻（ETA）と対になります。

予測された需要量や、通常の販売・使用に必要な量（適正在庫）を大幅に超えて保有されている在庫のことです。保管コスト増加、品質劣化、陳腐化などの経営リスクを伴います。

国際的に分業・連携された生産と物流の仕組み

コンテナ船などが、特定の港間を結ぶ決まった航路（サービスルート）を、公開されたスケジュールに基づいて定期的に繰り返し運航する形態の海上輸送サービスです。不定期船（トランパー）と対比されます。

貨物を輸送手段（船、トラック、鉄道など）に積み込む作業のこと。貿易や物流の出発点にあたる重要な工程。

海上輸送において、貨物が船に積み込まれる出発地の港のことです。貿易書類（船荷証券など）に記載される基本的な情報であり、荷揚港（仕向港）と対になります。

国際的なハブ港（主要港）や大規模な工業港と比較して、より地域的な貨物の取り扱いや、特定の産業（漁業、地域内輸送、観光など）を主目的とする比較的小規模な港のことです。

工場設備、プラント、ITシステムなどを、定期的な点検、修理、更新のために計画的に停止させる期間のことです。この間は生産やサービス提供が制限されることがあります。「定修期間」とも呼ばれます。

人やモノの移動・輸送にかかる費用

船などに積まれた貨物の一部だけを荷揚げすること

先物取引において現物商品の実際の受け渡しを行う方式

事前にスケジュールされた貨物の出荷計画

定期船などが予定していた寄港を取りやめること

ロットから一部を抜き取って品質を検査する方法

製品に必要な部品や原材料の調達先を選定・確保すること

商品やサービスが、原材料の調達から生産、加工、在庫管理、物流、販売を経て、最終消費者に届くまでのプロセス全体の連鎖のことです。「供給連鎖」とも訳されます。

先物などの取引で現物を引き取ること

商品の積み込み、荷降ろし、保管を行う施設

製品の生産から消費までの履歴を追跡できること

商品や原材料を生産地から消費地へ、あるいは拠点間で物理的に移動させるために発生する費用です。運賃、保険料、荷役費、保管料などが含まれ、物流コストの主要部分を占めます。

輸送手段から貨物を降ろす作業のこと。最終仕向地での受取りや中継地での部分荷卸しを含む。