市場・価格動向の用語
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アノマリー
効率的市場仮説などの標準的な金融・経済理論では合理的に説明することが難しい、市場において観測される経験則的な価格変動パターンや収益性の偏り。「1月効果」や「小型株効果」「週末効果」などが知られている。
平均総費用
総費用を生産量で割った、生産物1単位あたりの平均費用
バックワーデーション
将来の価格が現在より低い状態
弱気相場(ベアマーケット)
市場全体の価格、または特定の資産価格が、長期間にわたって下落傾向にある相場状態のことです。一般的に、高値から20%以上の下落が続くと定義されることが多いです。「下降相場」とも呼ばれます。
強気相場(ブルマーケット)
市場全体の価格、または特定の資産価格が、長期間にわたって上昇傾向にある相場状態のことです。一般的に、安値から20%以上の上昇が続くと定義されることが多いです。「上昇相場」とも呼ばれます。
協調買付
複数の買い手(企業、政府機関など)が、価格交渉力を高めたり、市場への影響を管理したりする目的で、事前に協議・連携して共同で、あるいは歩調を合わせて商品や資産を買い付けることです。
協調売却
複数の売り手(企業、政府、産油国など)が、価格の安定化や市場への影響緩和などを目的として、事前に協議・連携して共同で、あるいは歩調を合わせて商品や資産を売却することです。
カーブ
金融市場や商品市場において、価格、利回り、ボラティリティなどの変数を、時間軸(満期、期間)や他の変数(権利行使価格)との関係でグラフ上にプロットした線のことです。イールドカーブやフォワードカーブが代表例です。
デプス(市場の厚み)
市場の流動性(リクイディティ)の側面の一つで、現在の市場価格(特に最良気配値)付近で、価格を大きく変動させることなく取引可能な注文量の多さを示す概念です。「市場の厚み」とも呼ばれます。
下落トレンド(ダウントレンド)
市場価格や経済指標などが、短期的な変動を繰り返しながらも、一定期間にわたって継続的に下落していく方向性のことです。「下降トレンド」や「下げ相場」とも呼ばれます。
非流動的(イリキッド)
市場での取引量が少なく、希望するタイミングや価格で容易に売買(換金)することが難しい資産や市場の状態を指します。「流動性が低い」とも言います。
即時性(市場流動性)
市場の流動性(リクイディティ)の側面の一つで、注文を出してから実際に取引が成立(約定)するまでに、どれだけ時間がかからないか、その速さの度合いを示す概念です。
流動性
資産を、市場で大きな価格変動(値崩れ)を引き起こすことなく、迅速かつ容易に現金に換えることができる度合いのことです。また、市場全体で取引が活発に行われ、容易に売買できる状態も指します。
マーケットインパクト
大口の売買注文などを市場で執行しようとする際に、その注文自体が市場の需給バランスを一時的に崩し、意図した価格よりも不利な価格で約定してしまう影響のことです。取引コストの一種と見なされます。
レジリエンシー(市場の復元力)
市場の流動性(リクイディティ)の側面の一つで、大口取引などによって一時的に価格が変動した場合に、その価格が本来の均衡水準へどれだけ速やかに回復するか、その復元力の度合いを示す概念です。
タイトネス(市場の締まり)
市場の流動性(リクイディティ)の側面の一つで、取引を行う際にどれだけ低いコスト(取引費用)で売買を実行できるか、その度合いを示す概念です。主にビッド・アスク・スプレッドの大きさで測られます。
トレーディングレンジ(レンジ相場)
市場価格が、明確な上昇トレンドや下降トレンドを示さず、一定の上限(レジスタンス)と下限(サポート)の間を往来している相場状態、またはその価格帯(レンジ)のことです。「持ち合い相場」とも呼ばれます。