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アカウントカーブ
アカウントカーブとは、取引や投資の成績を時系列でグラフ化したもので、累積の利益や損失の推移を示します。戦略やポートフォリオのパフォーマンスを一目で把握するために使われます。
統制フレームワーク
組織が目標を達成し、リスクを管理し、法令等を遵守するために整備・運用する内部統制の全体的な仕組みや枠組みのことです。COSOフレームワークなどが代表例です。
COSO ERMフレームワーク
米国のトレッドウェイ委員会支援組織委員会(COSO)が公表している、全社的リスクマネジメント(ERM)のためのフレームワークです。組織目標達成のためにリスクを統合的に管理する考え方や構成要素を示します。
カバレッジ(補償範囲)
保険契約やヘッジ取引などが、どのような種類のリスクや損失事象を、どの程度の範囲(金額、期間、条件)まで保護・補償(カバー)するか、その範囲や度合いを示す言葉です。
日次リスク報告(書)
金融機関やトレーディング部門などで、保有ポジションのリスク量(VaR、感応度等)、市場変動、リスク限度枠の使用状況などを、毎日まとめて経営層やリスク管理部門に報告するためのレポートです。
早期警戒指標
将来発生しうる望ましくない事象(リスク)の兆候を、早期に検知・警告するために設定・監視される指標です。「EWI」と略され、プロアクティブなリスク管理に用いられます。
エンタープライズリスクマネジメント(全社的リスク管理)
企業や組織が、目標達成に影響を与える可能性のあるあらゆるリスク(戦略、財務、オペレーショナル、ハザード等)を、組織全体として統合的に認識・評価・管理していくための経営上の枠組みやプロセスです。「ERM」と略されます。
エクスポート・インシュアランス
輸出取引に関するリスクを補償する保険
エクスポージャ
リスクにさらされている金額や範囲を表す指標
インシデント報告
組織内で発生した、または発生しそうになった望ましくない事象(インシデント:事故、不正、システム障害、ヒヤリハット等)に関する情報を、定められた手順に従って報告・記録するプロセスです。リスク管理や業務改善に繋げます。
内部統制
企業の事業目的を達成するために、経営者自身が組織内部に構築し運用する仕組みやプロセスです。業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全などを目的とします。
統合リスク管理
企業が直面する様々なリスク(市場リスク、信用リスク、オペレーショナルリスクなど)を個別に管理するのではなく、組織全体で連携し、横断的かつ戦略的にリスクを把握・評価・対応していくアプローチ。
ISO 31000
国際標準化機構(ISO)が発行したリスクマネジメントに関するガイドライン規格です。組織の種類や規模に関わらず適用可能な、リスクマネジメントの原則、フレームワーク、プロセスを提供します。
重要リスク指標
組織が特定した主要なリスクの発生可能性や影響度の変化を監視し、リスクレベルが許容範囲を超えそうな場合に警告を発するための定量的または定性的な指標です。「KRI」と略されます。
重要リスク指標
組織が特定した主要なリスクの発生可能性や影響度の変化を監視し、リスクレベルが許容範囲を超えそうな場合に警告を発するための定量的または定性的な指標です。「KRI」と略されます。
追証通知
証拠金が不足した際に追加資金を求める通知
ミドルオフィス
金融機関でフロントとバックの間に位置しリスク管理などを担う部署
モニタリング
状況やプロセスを継続的に監視・追跡・評価すること
ネットエクスポージャー
ポートフォリオ全体で、ロングポジション(買い持ち)の総額とショートポジション(売り持ち)の総額との差額、またはその差額を総資産で割った比率のことです。市場全体の方向性に対する感応度を示します。
残存リスク
リスク対応策(リスクの低減、移転、回避など)を講じた後にも、なお組織に残るリスクのことです。リスク管理プロセスにおいて、この残存リスクが許容可能なレベルにあるかを評価します。
リスクアペタイト
組織がその目標を達成するために、進んで受け入れる、または追求するリスクの種類と総量(レベル)のことです。リスクテイクに関する組織全体の基本的な姿勢を示します。
リスクアセスメント(リスク評価)
組織の目標達成に影響を与える可能性のあるリスクを特定し、その発生可能性と影響度を分析・評価する一連のプロセスです。リスクマネジメントの中核的な活動の一つです。
リスクキャピタル
企業(特に金融機関)が、予期せぬ損失(市場リスク、信用リスク、オペレーショナルリスクなど)が発生した場合でも事業を継続できるよう、自己資本などの内部資金で備えておくべき資本の量のことです。
無リスク資産
理論上、デフォルトリスクや価格変動リスクがないとされる資産
リスクガバナンス
組織全体のリスクマネジメントが効果的かつ適切に機能するように、取締役会や経営層がリーダーシップを発揮し、方針策定、体制整備、監督、説明責任などを果たすための仕組みや統治プロセスのことです。
リスクホライズン
リスクを評価・管理する際に考慮する時間的な範囲や期間のことです。短期的なリスクだけでなく、中長期的に顕在化する可能性のあるリスクまで、どの程度の将来を見据えるかを示します。
リスク管理
リスクの特定・評価・対応策を講じる管理手法
リスクミティゲーション(リスク低減)
特定されたリスクの発生可能性を下げるか、または発生した場合の影響度を小さくするための具体的な対策や行動をとることです。リスク対応(Risk Response)の選択肢の一つです。
リスク低減計画
特定されたリスクに対して、どのような低減策(ミティゲーション)を、いつまでに、誰が、どのように実施するかを具体的に記述した計画書です。リスク管理活動の実行計画となります。
リスク登録簿(リスクリスト)
リスクアセスメントを通じて特定されたリスクに関する情報(内容、原因、発生可能性、影響度、対応策、担当者など)を一覧形式で記録・管理するための台帳やリストのことです。
リスク許容度
組織が設定したリスクアペタイト(リスク選好)の範囲内で、個別のリスクやリスクカテゴリに対して具体的に許容できる変動の大きさや量を示すものです。具体的な管理基準となります。
セーフティネット
経済的困窮や危機から保護するための社会的・制度的保障
ストレステスト
金融機関やポートフォリオなどが、通常では考えにくい極端な市場変動や厳しい経済状況(ストレスシナリオ)に直面した場合に、どの程度の損失や影響を受けるか、その耐久力を測定・評価するシミュレーション手法です。
スリーラインモデル(旧:3つのディフェンスライン)
組織におけるリスクマネジメントと内部統制に関する役割と責任を、3つのグループ(ライン)に分類・整理するためのモデルです。効果的なガバナンス体制の構築に用いられます。
リスク移転
自身が負っているリスク(損失発生の可能性)を、契約などを通じて他の当事者(第三者)に引き受けてもらうことです。リスク対応(Risk Response)の選択肢の一つです。
バリュー・アット・リスク
金融資産ポートフォリオなどが、特定の期間内に、一定の確率(信頼水準)の範囲内で被る可能性のある最大損失額を統計的に推定した指標です。市場リスク管理などで広く利用されています。
ウォッチリスト(監視リスト)
特定の目的のために、注意深く監視・追跡する必要がある対象(銘柄、取引先、顧客、国など)を一覧にしたリストのことです。リスク管理、コンプライアンス、投資機会の発見などに用いられます。