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農産物
Agricultural Commoditiesとは、穀物、油糧種子、畜産品など、農業を起源とする一次産品のことです。世界の需給や気候、政策に強く影響される商品群で、先物取引や現物取引の対象となります。
大麦
イネ科の穀物で、世界的に広く栽培されています。主に飼料用として、またビールやウイスキーなどの醸造原料、食用としても利用されるソフトコモディティです。
牛肉
食用の牛の肉のことです。世界中で広く消費される主要な食肉の一つであり、畜産物としてソフトコモディティに分類されます。部位や品質等級により多様な種類があります。
バター
牛乳などから分離したクリームを攪拌(チャーニング)して脂肪分を凝集させて作る乳製品です。食用(パン、料理、菓子)として広く利用され、CMEなどで先物取引も行われています。
キャノーラ(菜種)
アブラナ科の菜種(Rapeseed)のうち、エルシン酸とグルコシノレートの含有量を品種改良により低減させた特定の品種群の名称です。主にカナダで開発され、食用油(キャノーラ油)として広く利用されています。
チーズ
牛乳などの乳に、乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)を加えて凝固させ、水分(ホエイ)を除去・熟成させて作る乳製品です。非常に多様な種類があり、一部はコモディティとして取引されています。
鶏肉
食用のニワトリの肉のことです。豚肉、牛肉と並ぶ主要な食肉であり、世界的に最も消費量の多い食肉の一つです。畜産物としてソフトコモディティに分類されます。
カカオ
カカオ樹の種子(カカオ豆)およびそれを加工した製品のことです。チョコレートやココア飲料の主原料となる嗜好品で、ソフトコモディティに分類されます。
コーヒー
コーヒーノキの種子(コーヒー豆)を焙煎・抽出して作られる飲料、またはその原料となるコーヒー豆自体のことです。世界中で広く愛飲される嗜好品であり、ソフトコモディティとして国際的に取引されています。
コーヒー(アラビカ種)
コーヒーノキの主要な栽培品種の一つで、世界生産量の約6割を占めます。風味が豊かで高品質とされ、レギュラーコーヒーの主流です。ICE Futures U.S.の「Coffee C」先物が代表的な指標です。
コーヒー(ロブスタ種)
コーヒーノキの主要な栽培品種の一つで、世界の生産量の約3~4割を占めます。苦味が強く、病害虫や気候変動に強いのが特徴で、主にインスタントコーヒーや缶コーヒー、ブレンド用として利用されます。
トウモロコシ
イネ科の一年草で、世界三大穀物の一つです。飼料、食用(コーンスターチ等)、工業用(バイオエタノール等)と幅広い用途があり、国際的に大量に取引されるソフトコモディティです。
綿花(コットン)
アオイ科ワタ属の植物から採取される種子毛(繊維)のことです。天然繊維の代表であり、衣料品(Tシャツ、ジーンズ等)を中心にタオルや寝具など幅広い用途に利用されるソフトコモディティです。
綿実
綿(コットン)の種子のことです。綿繊維を採取した後の副産物ですが、搾油して綿実油(食用油)としたり、搾り粕を綿実粕(飼料や肥料)として利用したりします。
作物年度(穀物年度)
特定の農作物について、その収穫時期を基点として設定される1年間の期間のことです。需給統計や市場分析において、生産量、消費量、在庫量などを集計・比較するための標準的な年度区分として用いられます。
酪農製品
牛乳や、それを原料として加工・製造された食品(チーズ、バター、ヨーグルト、粉乳など)の総称です。一部はソフトコモディティとして国際的に取引され、先物市場も存在します。
乳製品
牛乳などの乳を原料として加工・製造された食品の総称です。チーズ、バター、ヨーグルト、粉乳、生クリームなどが含まれ、ソフトコモディティとして取引されるものもあります。
鶏卵
主にニワトリ(鶏)の卵のことです。栄養価が高く、世界中で広く消費される基本的な食材の一つです。畜産物としてソフトコモディティに分類されます。
冷凍濃縮オレンジジュース
オレンジ果汁を濃縮・冷凍したもので、輸送・保管の効率化と品質保持を目的とする加工形態です。 主に濃縮還元オレンジジュースの原料として利用され、ICE Futures U.S.で先物取引される国際商品です。 価格はフロリダやブラジルの天候(ハリケーン、霜害)、病害(カンキツグリーニング病)などに大きく左右されます。
フィーダーカトル(肥育用素牛)
食肉用として、最終的な肥育段階に入る前の、生きた状態の若い牛(素牛)のことです。CMEで先物・オプションが上場されており、肥育業者が将来購入する素牛価格のリスクヘッジなどに利用されます。
魚粉
主にイワシなどの小魚を原料に、乾燥・粉砕して作られる粉末状の飼料原料です。高タンパク質で栄養価が高く、養殖魚や畜産(豚、鶏)の飼料として利用される重要な商品です。
林産物
森林から産出される生産物の総称です。木材(製材、合板、パルプ等)が中心ですが、キノコ類や樹脂なども含まれます。木材パルプや一部の製材はコモディティとして取引されます。
林産物
森林から産出される生産物の総称です。木材(製材、合板、パルプ等)が中心ですが、キノコ類や樹脂なども含まれます。木材パルプや一部の製材はコモディティとして取引されます。
カリフ期
「カリフ期」とは、主にインド亜大陸で用いられる農業の季節区分(栽培暦)の名称です。具体的には、夏のモンスーン期(6月~7月頃)に種まきを行い、秋(9月~10月頃)に収穫する期間を指します。この時期に栽培される米、綿花、大豆などの作柄はモンスーンの影響を強く受け、世界のコモディティ需給に影響を与えます。
リーンホッグ(豚赤身肉)
食肉処理後の、特定の規格(重量、赤身率など)を満たす豚の枝肉(とたいにく)のことです。CMEで先物・オプションが上場されており、豚肉価格の指標やヘッジ手段として利用されます。
生牛(ライブカトル)
食肉処理される前の、生きた状態の成牛(肉用牛)のことです。CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で先物・オプション契約が上場されており、牛肉生産者や食肉加工業者のリスク管理などに利用されます。
畜産物(家畜)
農業において、肉、乳、卵、皮革などを得るために飼育される動物(家畜)の総称です。牛、豚、鶏、羊などが含まれ、これら自体やその生産物がソフトコモディティとして取引されます。
木材(製材)
伐採された樹木(丸太)を、建築や家具、その他の用途に適した特定の寸法や形状(角材、板材など)に加工(製材)した木材製品のことです。「製材品」とも呼ばれます。主要な建築材料の一つです。
牛乳(生乳)
主に乳牛から搾られる乳のことです。そのまま飲用されるほか、チーズ、バター、ヨーグルトなど様々な乳製品の原料となります。生乳や、それを基にしたクラス分類で先物取引も行われています。
脱脂粉乳(スキムミルクパウダー)
生乳から脂肪分を取り除いた脱脂乳を乾燥させ、粉末状にしたものです。「スキムミルクパウダー」とも呼ばれ、保存性・輸送性に優れるため、国際的に広く取引される乳製品(ソフトコモディティ)です。
オーツ麦(燕麦)
イネ科カラスムギ属の穀物です。主に家畜の飼料、特に馬の飼料として重要ですが、人間用としてもオートミールやシリアルなどの健康食品として消費が増えています。
オレンジジュース
オレンジの果実から搾られた果汁、またはそれを濃縮還元した飲料です。特に冷凍濃縮オレンジジュース(FCOJ)が、ソフトコモディティとして国際的に取引されています。
パーム油
アブラヤシの果実から得られる植物油です。世界で最も生産・消費されている植物油であり、食品加工、業務用フライオイル、石鹸、バイオディーゼル燃料など幅広い用途があります。
落花生(ピーナッツ)
マメ科の一年草で、その種子が食用や搾油用に利用されます。ナッツとして扱われがちですが植物学的には豆類です。ピーナッツバターや菓子原料、ピーナッツオイルとして消費されます。
豚肉
食用のブタの肉のことです。牛肉、鶏肉と並ぶ主要な食肉であり、特に東アジアやヨーロッパで消費量が多いです。畜産物としてソフトコモディティに分類されます。
ラビ期
「ラビ期」とは、主にインド亜大陸で用いられる農業の季節区分(栽培暦)の名称です。具体的には、冬(10月~12月頃)に種まきを行い、翌年の春(3月~5月頃)に収穫するまでの栽培期間全体を指します。この時期に栽培される小麦、菜種、豆類などの作柄は、世界のコモディティ需給に影響を与えるため注目されます。
菜種(なたね)
アブラナ科の植物で、その種子から菜種油(キャノーラ油)を搾油するために広く栽培されます。油粕は飼料としても利用される、重要な油糧種子(オイルシード)です。
なたね / キャノーラ
アブラナ科の植物で、その種子から菜種油(キャノーラ油)を搾油するために広く栽培されます。油粕は飼料としても利用される、重要な油糧種子(オイルシード)です。
粗糖(原料糖)
サトウキビの汁を絞り、一次加工(結晶化、遠心分離)して作られた、精製前の砂糖のことです。「原料糖」とも呼ばれ、国際的な砂糖取引の中心となっています。
米(コメ)
イネ科イネ属の穀物で、アジアを中心に世界の多くの地域で主食とされています。小麦、トウモロコシと並ぶ世界三大穀物の一つであり、重要なソフトコモディティです。
籾(もみ)
稲の果実で、籾殻(もみがら)を取り除いていない状態の米のことです。「籾米(もみごめ)」とも呼ばれます。貯蔵性が高く、また米国のCBOTで先物取引の対象となっています。
天然ゴム
ゴムの木から採取される樹液(ラテックス)を加工して作られる弾性のある素材です。主にタイヤなどの工業製品の原料として利用される、植物由来の重要なコモディティです。
ソルガム(モロコシ)
イネ科モロコシ属の穀物で、乾燥や高温に強い特徴があります。主にアフリカやアジアで食用、世界的には飼料用として、またバイオエタノール原料としても利用されます。
大豆粕
大豆から油を搾油した後に残る固形分(粕)のことです。高タンパク質で栄養価が高く、家畜(特に豚・鶏)や養殖魚の配合飼料における主要なタンパク質原料として世界中で利用されます。
大豆油
大豆の種子から抽出・精製される植物油です。世界でパーム油に次いで生産量が多く、サラダ油、マーガリン、マヨネーズなどの食品用途のほか、バイオディーゼル燃料としても利用されます。
大豆
マメ科の一年草で、世界的に広く栽培される油糧種子およびタンパク質源です。搾油して大豆油とし、油粕(大豆粕)は飼料や食品原料に、豆自体も多様な食品に加工されます。
砂糖
主にサトウキビやテンサイ(砂糖大根)から抽出・精製される甘味料です。食品や飲料に広く利用されるほか、バイオエタノールの原料にもなるソフトコモディティです。
ヒマワリ(向日葵)
キク科の一年草で、その種子(サンフラワーシード)が食用や搾油用に利用されます。ヒマワリ油(サンフラワーオイル)は主要な植物油の一つであり、種子や油粕は飼料にもなります。
茶(チャ)
ツバキ科ツバキ属の常緑樹「チャノキ」の葉や茎を加工して作られる飲み物、またはその原料となる茶葉のことです。緑茶、紅茶、烏龍茶など多様な種類があり、世界中で広く飲用されています。
小麦
イネ科コムギ属の穀物で、米、トウモロコシと並ぶ世界三大穀物の一つです。主に製粉されてパン、麺類、菓子などの原料となり、一部は飼料としても利用される基幹的なソフトコモディティです。