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輸送機関からの貨物取卸作業。数量・状態確認、仕分け、一時保管を含む総合的な荷役作業。
揚荷は輸送機関から貨物を降ろす作業で、物流プロセスの重要な節目です。単純な取卸しではなく、検数、検品、仕分け、一時保管までを含む複合的な作業です。
数量確認(タリー)と状態確認(サーベイ)を実施します。貨物の破損、汚損、水濡れがあれば、写真撮影と記録作成を行います。これらの記録は保険求償の根拠となります。
貨物を仕向地別、荷主別に仕分けます。保税貨物は保税地域内で管理し、内貨と混在しないよう注意が必要です。一時保管では先入先出(FIFO)を原則とします。
コンテナターミナルではガントリークレーンで1時間あたり30〜40個のコンテナを処理します。自動化ターミナルではAGV(無人搬送車)により24時間稼働が可能です。
貨物の引渡しにより運送人の責任が終了します。船荷証券と引換えに貨物を引き渡すことで、所有権が移転します。引渡し後のクレームは原則として受け付けられません。