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生産者と小売業者を結ぶ卸売業者。商品を買い取り、在庫リスクを負いながら流通機能を担う。
問屋は生産者(メーカー)から商品を仕入れ、小売業者に販売する卸売業者です。江戸時代から続く日本の伝統的な流通形態で、現在も多くの業界で重要な役割を果たしています。
在庫機能(商品の保管)、物流機能(配送・納品)、金融機能(与信・決済)、情報機能(市場情報の収集・提供)を持ちます。これらの機能により、メーカーと小売店の間を効率的に結んでいます。
商品を買い取って販売するため、在庫リスクと売掛金リスクを負います。その代わり、価格決定権を持ち、市場動向に応じた価格設定が可能です。粗利率は業界により異なりますが、一般的に10〜30%程度です。
インターネットの普及により、BtoBのEC化が進んでいます。オンライン受発注システム、在庫管理システムの導入により効率化を図っています。また、PB商品の開発や、物流センターの運営など、機能を拡大しています。
総合問屋(多品種を扱う)、専門問屋(特定分野に特化)、産地問屋(生産地に立地)、消費地問屋(消費地に立地)などがあります。最近では、ネット専業の問屋も増加しています。