Order Entry

### 概要 注文入力（Order Entry、オーダーエントリー）とは、株式、債券、為替、コモディティ、デリバティブなどの売買注文を行う際に、その注文内容（銘柄特定、売買区分、数量、価格、注文種類、有効期間など）を、取引システムや取引端末のインターフェースを通じて入力し、登録・送信する一連の作業プロセス、またはそのためのシステム機能を指します。 ### プロセス 1. **注文内容の決定:** トレーダー等が取引戦略に基づき注文内容を決定します。 2. **システムへの入力:** 決定内容を取引システムへ入力します。 3. **入力内容の確認:** 誤発注防止のため、入力内容を慎重に確認します。 4. **発注（送信）:** 確認後、注文を市場やブローカー等へ送信します。 5. **受付確認:** システム上で注文が正常に受け付けられたことを確認します。 ### 重要性 - **取引執行の起点:** 全ての取引執行プロセスの出発点です。 - **正確性:** 入力ミスは意図しない取引や大きな損失に繋がるため、極めて高い正確性が求められます。 - **迅速性:** 短期売買や市場急変時には、迅速な入力・発注が求められます。 - **内部統制:** 金融機関などでは、誤発注防止チェックや注文権限管理など、内部統制が整備されます。 ### システム機能 現代の取引システムでは、使いやすい画面、豊富な注文種類、入力支援機能、API連携による自動発注などが提供され、効率的かつ正確な注文入力を支援しています。