Order Matching
注文マッチング(売買 Sい)
取引実務
取引所などの市場システムにおいて、買い注文と売り注文を、定められたルール(価格優先、時間優先など)に基づいて引き合わせ、売買を成立(約定)させるプロセスです。「付け合わせ」や「売買 Sい」とも呼ばれます。
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### 概要
注文マッチング(Order Matching)とは、主に取引所や電子取引プラットフォーム(PTSなど)の取引システム(マッチングエンジン)において、市場参加者から出された多数の買い注文と売り注文を、あらかじめ定められた優先順位付けのルールに従って引き合わせ、売買契約を成立(約定)させる中心的なプロセスです。「付け合わせ」や「売買 Sい(ばいばいあっせん)」とも呼ばれます。
### マッチングのルール(優先順位)
多くの取引所市場(オーダー・ドリブン市場)では、以下の原則に基づきマッチングが行われます。
1. **価格優先の原則 (Price Priority):** 買い注文はより高く、売り注文はより低い価格が優先されます。
2. **時間優先の原則 (Time Priority):** 同じ価格の注文の中では、より早く市場に到達した注文が優先されます。
### マッチング方式
- **連続ザラバ方式 (Continuous Auction):** 取引時間中、注文到着ごとに随時マッチングさせる方式。
- **板寄せ方式 (Itayose / Single Price Auction):** 一定時間に受け付けた注文を集計し、最も多く約定する単一価格で一括約定させる方式(寄り付き、引けなど)。
### 役割
注文マッチングシステムは、公正かつ効率的に市場価格を形成し、多数の取引を迅速に処理するための、電子取引市場の中核となる機能です。そのアルゴリズム設計は、市場の流動性や価格発見機能に影響を与えます。
同義語・略語
["付け合わせ","売買 Sい","マッチングエンジン"]
関連用語
関連用語はありません
参考文献
参考文献はありません