Air Freight Forwarder

### 概要 航空貨物フォワーダー（Air Freight Forwarder）とは、航空機を利用する国際貨物輸送において、荷主から貨物を預かり、航空会社から輸送スペースを仕入れて、国際輸送およびそれに付随する様々な業務（集荷、保管、梱包、通関、運送書類作成、配送など）を、荷主のために一貫して手配・実行する専門事業者のことです。日本では「航空貨物混載業者」と呼ばれることも多いです。これは、複数の荷主からの小口貨物を集めて（混載し）、一つの大口貨物として航空会社に引き渡す業務形態が一般的であるためです。 ### 主な役割と業務 - 航空輸送スペースの確保（航空会社から仕入れ）。 - 集荷・配送の手配。 - 混載（コンソリデーション）によるコスト削減。 - 運送書類作成（House AWB発行など）。 - 輸出入通関手続きの代行。 - 保管・梱包サービス。 - 輸送コンサルティング。 ### 航空会社との違い 航空会社は自社機で物理的な空輸を行いますが、フォワーダーは自身では輸送手段を持たず、航空会社のスペースを利用して包括的な輸送サービスを組み立てます。 航空貨物フォワーダーは、複雑な国際航空輸送の手続きを代行し、効率的な輸送を実現する上で、荷主にとって欠かせないパートナーです。