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コモディティ取引用語辞典トレタム

コモディティ取引に関する専門用語を学べる総合用語集

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    Asset Allocation

    資産配分

    ポジション管理

    投資ポートフォリオを構築する際に、期待されるリターン、リスク許容度、投資期間などを考慮して、投資資金を株式、債券、不動産、コモディティなど、異なる特性(リスク・リターン特性)を持つ複数の資産クラス(種類)にどのように配分するかを決定するプロセス。資産配分戦略。

    概要

    Asset Allocationとは、保有する資産を複数の種類に分けて投資することです。日本語では「資産配分」と呼ばれます。金融投資に限らず、事業や資源を運用するうえでも、どの領域にどの程度資金を投じるかという判断は非常に重要です。

    特に商社や資源関連の企業では、単なる投資対象ではなく、事業資産そのものがグローバルに分散されたポートフォリオになっていることが多く、戦略的なアセットアロケーションが経営判断そのものと直結します。

    一般投資との違い

    個人投資家にとってのアセットアロケーションは、株式や債券などへの分散投資ですが、商社では次のような対象が加わります。

    • 資源(石油、金属、石炭など)のオフテイク契約や鉱山権益
    • 食品や農産物などの現物資産
    • 船舶、設備投資、インフラ権益
    • トレーディングポジションや価格変動リスクを含んだ在庫
    • 事業投資(事業会社、ジョイントベンチャー)

    このように、資産クラスの定義そのものが多層的です。

    なぜ商社で重要か

    • 市況の変動(コモディティ価格、金利、為替)によって価値が大きく変動する
    • 国や商品、期間などのバランスを意識しないと、リスクが集中しやすい
    • 投資とトレーディング、営業資産との整合性を図る必要がある
    • 特定資産が収益の柱になっていると、事業全体がブレやすくなる

    たとえば、エネルギー価格が下落した場合に備えて、非資源系の利益を安定収益源として配分しておく、といった考え方が含まれます。

    実務的な配分判断

    • 市場環境に応じて、金属トレーディングと石炭プロジェクトの資金配分を見直す
    • 為替変動リスクが大きい国に偏らないよう、ポートフォリオを地域的に分散する
    • 現物とデリバティブ、長期契約とスポット売買を組み合わせてリスクを抑える

    商社は、資産運用というよりも「事業の組み立て全体」がアセットアロケーションそのものであり、単年度の収益だけでなく、数年後の価格環境や規制リスクも織り込んで調整されます。

    注意点

    • リスクを分散しすぎると、競争力のある領域での集中投資ができなくなる
    • 短期の市況で動かしにくい固定資産が多いため、柔軟性に限界がある
    • 配分比率だけでなく、それぞれの資産の収益性と変動幅を常に評価する必要がある

    関連用語

    • ポートフォリオ経営
    • 戦略的アセットアロケーション
    • ヘッジポジション
    • コモディティリスク管理
    • トレーディング資産と投資資産の区分
    関連用語
    Exposure Management

    エクスポージャー管理

    エクスポージャー管理(Exposure Management)は、市場リスクにさらされている資産や負債の総量を把握し、適切にコントロールする包括的なリスク管理手法です。商品取引では、価格変動リスク、為替リスク、カントリーリスクなど多様なエクスポージャーを統合的に管理します。ポジション限度額の設定、ストレステストの実施、ヘッジ戦略の策定などを通じて、許容範囲内にリスクを制御します。

    Margin Requirements

    証拠金要件

    証拠金要件(Margin Requirements)は、デリバティブ取引を行う際に取引所やブローカーが要求する最低限の担保金額です。当初証拠金と維持証拠金から構成され、市場の変動性や商品のリスク特性に応じて設定されます。商品先物取引では、価格変動による損失をカバーし、決済不履行リスクを防ぐための重要な制度として機能しています。

    P&L Calculation

    損益計算

    損益計算(P&L Calculation)は、取引ポジションの利益(Profit)と損失(Loss)を算出する基本的なプロセスです。リアルタイムでの未実現損益の把握から、決済後の実現損益の確定まで、取引管理の根幹を成します。商品取引では契約サイズ、為替レート、手数料などを考慮した正確な計算が求められ、リスク管理と投資判断の基礎となります。

    Mark to Market

    時価評価

    時価評価(Mark to Market)は、保有ポジションや資産を現在の市場価格で評価し直す会計処理です。日々の市場価格変動を損益に反映させることで、ポートフォリオの真の価値を把握できます。商品デリバティブ取引では、日次での時価評価により証拠金の過不足を計算し、追証の発生有無を判定する重要なプロセスとなっています。

    Take Profit

    利確

    利確(Take Profit)は、保有ポジションが目標利益に達した際に自動的に決済を行う注文方式です。事前に設定した価格水準で確実に利益を確定させることで、その後の相場反転による利益減少を防ぎます。商品取引では、ボラティリティの高い市場環境において、達成した利益を確実に確保するための重要な取引手法として活用されています。

    Portfolio Rebalancing

    ポートフォリオ・リバランス

    ポートフォリオ・リバランシング(Portfolio Rebalancing)は、市場価格の変動により変化した資産配分を、当初の目標配分に戻す調整プロセスです。値上がりした資産を売却し、値下がりした資産を購入することで、リスクレベルを一定に保ちます。商品投資では、セクター間の価格変動が大きいため、定期的なリバランシングにより、リスク管理と長期的な収益の安定化を図ります。

    Position Tracking

    ポジション追跡

    新規に買い注文を出して約定すると「買いポジション(ロングポジション)」を持つことになり、新規に売り注文を出して約定すると「売りポジション(ショートポジション)」を持つことになります。このポジションは、反対売買により決済するまで継続し、その間の価格変動により損益が変動します。

    Leverage

    レバレッジ

    「てこ」の原理のように、少ない自己資金で、借入金やデリバティブなどを利用して、自己資金だけの場合よりも大きな規模の取引や投資を行うことです。高いリターンが期待できる反面、損失も拡大するリスクがあります。