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発行体が設定したESG(環境・社会・ガバナンス)に関する目標(KPIやSPT)の達成状況に応じて、利率などの発行条件が変動する債券のことです。サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)などが代表例です。
ESG連動債(ESG-linked Bond)とは、債券の発行体が、事前に設定したESGに関する目標の達成度合いに応じて、その債券の利率(クーポン)などの発行条件が変動する仕組みを持つ債券の総称です。代表例に「サステナビリティ- リンク- ボンド(Sustainability-Linked Bond, SLB)」があります。
ESG連動債は、企業のサステナビリティ戦略と財務戦略を結びつける、サステナブルファイナンスの手法の一つです。ICMAなどが関連原則(SLBP)を定めています。
["サステナビリティ・リンク・ボンド","SLB"]
環境・社会・ガバナンス
企業が長期的に成長するために配慮すべきとされる、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の3つの側面を示す言葉です。ESGを重視する投資(ESG投資)が世界的に拡大しています。
炭素国境調整
炭素国境調整は、国内で炭素価格を課している国が、炭素価格を課していない国からの輸入品に対して炭素税を課す制度です。炭素リーケージを防ぎ、国際的な気候変動対策の公平性を確保します。商品取引では、国際貿易における環境規制と競争力の調整において重要な制度です。
炭素取引
Carbon Tradingは、温室効果ガスの排出権を取引する市場取引制度です。企業や国が排出削減目標を達成するため、排出権の売買を行い、環境負荷の低減と経済的効率性を両立させます。京都議定書やパリ協定に基づき、世界的に導入が進む環境配慮型の取引システムとなっています。
スコープ1排出量
企業が直接的に排出する温室効果ガス。自社の施設や車両からの排出が対象で、最も直接的に管理可能な排出量。温室効果ガス排出量の算定・報告における基本項目。
スコープ2排出量
企業が間接的に排出する温室効果ガス。電力や熱の購入による排出が対象で、エネルギー供給者との協力により削減可能。企業の気候変動対策における重要な管理項目。
ネットゼロ目標
ネットゼロ目標は、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、実質的な排出量をゼロにすることを目指す環境目標です。気候変動対策の重要な要素として、企業や政府が設定し、持続可能な社会の実現を目指します。商品取引では、ESG投資とサステナビリティ管理において重要な環境目標です。
ICMM(国際鉱業金属評議会)
ICMM(国際鉱業金属評議会)は、世界の主要鉱業・金属会社が加盟する業界団体です。持続可能な開発原則に基づく責任ある鉱業慣行の普及を目指し、商品サプライチェーンの環境・社会基準向上において中心的役割を果たしています。