東京金融取引所(TFX)は、金融デリバティブ専門の取引所です。為替証拠金取引「くりっく365」、株価指数証拠金取引「くりっく株365」、金利先物などを取り扱っています。個人投資家向けの取引所FXのパイオニアとして、透明性の高い金融デリバティブ市場を提供しています。
東京金融取引所(Tokyo Financial Exchange、略称:TFX)は、日本の金融デリバティブ専門取引所です。1989年に東京金融先物取引所として設立され、2007年に現在の名称に変更しました。為替、株価指数、金利関連のデリバティブ商品を取り扱い、特に個人投資家向けの取引所型金融商品の提供において先駆的な役割を果たしています。
TFXの代表的商品は「くりっく365」と「くりっく株365」です。くりっく365は、2005年に開始された取引所為替証拠金取引(取引所FX)で、米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円など主要通貨ペアを取り扱っています。くりっく株365は、日経225、DAX、FTSE100などの株価指数を対象とした証拠金取引です。また、ユーロ円3ヵ月金利先物、無担保コール- オーバーナイト金利先物などの金利デリバティブも提供しており、金融機関のALM(資産負債管理)ニーズに対応しています。
くりっく365は、店頭FXと比較して高い透明性と公正性を持つ取引所FXです。マーケットメイカー制度により複数の金融機関が提示する価格から最良価格を選択して提供するため、投資家は常に有利な価格で取引できます。また、取引所の介在により相手方リスクが排除され、証拠金は取引所で分別管理されるため安全性が高いという特徴があります。税制面でも申告分離課税で一律20.315%の税率が適用され、3年間の損失繰越が可能という優遇措置があります。
TFXの市場参加者は、取引参加者(証券会社、FX専業会社など)とマーケットメイカー(大手銀行、外資系金融機関など)で構成されています。マーケットメイカーは継続的に売買価格を提示する義務を負い、市場の流動性を確保しています。個人投資家は取引参加者を通じて取引を行い、2024年現在、くりっく365の口座数は約50万口座、年間取引高は約1,500兆円に達しています。機関投資家の参加も増加しており、市場の厚みが増しています。
TFXは最新の取引技術を導入し、安定的で高速な取引環境を提供しています。取引システムは24時間稼働(メンテナンス時間を除く)し、リアルタイムでの約定処理を実現しています。APIの提供により、アルゴリズム取引や自動売買システムの利用も可能です。また、スマートフォンアプリの普及に対応し、モバイル取引環境の充実を図っています。災害時のBCP(事業継続計画)として、バックアップセンターの設置やシステムの冗長化により、取引の継続性を確保しています。
TFXは金融商品取引法に基づく厳格な規制の下で運営されています。証拠金規制として、個人投資家のFX取引には最大レバレッジ25倍の制限が適用され、過度なリスクテイクを防止しています。ロスカット制度により、証拠金維持率が一定水準を下回った場合は自動的にポジションが決済され、投資家の損失拡大を防ぎます。また、取引所による市場監視により、相場操縦や不公正取引の防止に努めています。投資家教育にも力を入れており、セミナーの開催や教育コンテンツの提供を通じて、健全な市場の発展に貢献しています。今後は、暗号資産デリバティブなど新たな金融商品の上場も検討されており、デジタル時代の金融インフラとしての役割が期待されています。
東京証券取引所
東京証券取引所(TSE)は、日本最大の株式市場を運営する証券取引所です。プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つの市場区分を設け、約3,900社が上場しています。日本経済の中核的な資金調達市場として、企業の成長と投資家の資産運用を支える重要な金融インフラです。
名古屋証券取引所
名古屋証券取引所(名証)は、中部地方の経済圏を基盤とする地方証券取引所です。プレミア市場、メイン市場、ネクスト市場の3市場を運営し、約270社が上場しています。地域企業の資金調達と成長支援に特化し、中部経済圏の金融インフラとして重要な役割を果たしています。
札幌証券取引所
札幌証券取引所(札証)は、北海道経済圏を基盤とする地方証券取引所です。本則市場とアンビシャス市場を運営し、北海道に本社を置く企業を中心に約60社が上場しています。地域密着型の取引所として、北海道企業の成長支援と地域経済の活性化に貢献しています。
日本取引所グループ
日本取引所グループ(JPX)は、東京証券取引所と大阪取引所を傘下に持つ日本最大の取引所持株会社です。2013年に東京証券取引所グループと大阪証券取引所の経営統合により誕生しました。世界第3位の時価総額を誇る総合取引所グループとして、現物株式からデリバティブまで幅広い金融商品の取引インフラを提供しています。
大阪取引所
大阪取引所(OSE)は、日本最大のデリバティブ専門取引所です。日経225先物・オプション、TOPIX先物・オプションなど、主要な株価指数デリバティブを取り扱っています。アジアのデリバティブ市場の中核として、ヘッジ取引や裁定取引の場を提供し、価格発見機能と流動性供給の役割を果たしています。
福岡証券取引所
福岡証券取引所(福証)は、九州経済圏を基盤とする地方証券取引所です。本則市場とQ-Board市場を運営し、九州・沖縄地域の企業を中心に約110社が上場しています。アジアへの玄関口という地理的優位性を活かし、地域企業の成長とアジア市場との連携を推進しています。
東京商品取引所
東京商品取引所(TOCOM)は、日本最大の商品先物取引所です。貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウム)、エネルギー(原油、ガソリン、軽油、灯油)、ゴムなどの商品先物を取り扱っています。2019年に日本取引所グループの完全子会社となり、総合デリバティブ取引所への発展を目指しています。