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コモディティ取引用語辞典トレタム

コモディティ取引に関する専門用語を学べる総合用語集

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    Warehouse

    倉庫

    物流管理

    商品や原材料を保管・管理する物流施設です。入荷、保管、ピッキング、梱包、出荷などの作業を行い、サプライチェーンの重要な結節点として機能します。温度管理倉庫、危険物倉庫、保税倉庫など、取扱商品により様々な種類があります。

    概要

    倉庫は、商品や原材料を一時的に保管- 管理する物流施設であり、サプライチェーンにおける重要な結節点です。単なる保管場所としての機能だけでなく、入荷、検品、保管、ピッキング、梱包、出荷といった一連の物流作業を行う複合的な施設として機能します。現代の倉庫は、高度な情報システムと連携し、在庫の最適化と物流の効率化を実現しています。

    倉庫の歴史は古く、古代エジプトの穀物倉庫に始まります。産業革命以降、大量生産- 大量消費の時代を迎え、倉庫の役割は飛躍的に拡大しました。現代では、eコマースの発展により、倉庫は顧客への迅速な配送を支える戦略的拠点となっています。

    商品取引において、倉庫は価格安定化と供給調整の重要な役割を果たします。収穫期の農産物を保管し端境期に供給したり、需要変動に対応するバッファーとして機能します。また、保税倉庫では関税を支払わずに商品を保管でき、国際取引の柔軟性を高めています。

    主な特徴

    倉庫には多様な種類があります。普通倉庫、冷蔵- 冷凍倉庫、危険品倉庫、保税倉庫など、取扱商品の特性に応じた設備と管理体制を持ちます。温度- 湿度管理、セキュリティ、防火設備など、商品価値を維持するための機能が備わっています。

    立地戦略が重要です。消費地に近い都市型倉庫は迅速な配送が可能ですが、地価が高くコストがかかります。郊外型倉庫は広大な敷地を確保できますが、輸送距離が長くなります。最適な立地選定が物流効率を大きく左右します。

    自動化- 省人化が進んでいます。自動倉庫システム、AGV(自動搬送車)、ピッキングロボットなどの導入により、作業の効率化と精度向上を実現しています。

    実務での活用

    在庫管理の中核として機能します。ABC分析により商品を分類し、回転率に応じた保管場所の割り当てを行います。先入先出(FIFO)や先入後出(LIFO)などの在庫回転ルールを適用し、商品の鮮度維持と在庫の適正化を図ります。

    流通加工機能を提供します。検品、仕分け、ラベリング、セット組み、ギフト包装など、付加価値サービスを提供することで、サプライチェーン全体の効率化に貢献します。

    クロスドッキングにより在庫を持たない運用も可能です。入荷した商品を直ちに仕分けして出荷することで、保管コストを削減し、リードタイムを短縮します。

    メリット- 効果

    需給調整機能により市場の安定化に貢献します。季節変動や需要の急変に対応し、安定供給を実現します。

    規模の経済を実現します。大量保管により単位当たりのコストを削減し、輸送の集約化により物流コストを最適化します。

    品質管理により商品価値を維持します。適切な温度- 湿度管理、害虫駆除、盗難防止により、商品の劣化や損失を防ぎます。

    注意点- リスク

    在庫リスクがあります。需要予測の誤りによる過剰在庫や、商品の陳腐化により損失が発生する可能性があります。

    災害リスクに注意が必要です。地震、火災、水害などにより、倉庫と在庫が損害を受ける可能性があります。適切な保険の付保とBCP(事業継続計画)の策定が重要です。

    労働力確保が課題です。物流業界の人手不足により、作業員の確保が困難になっています。自動化投資と労働環境の改善が必要です。

    関連用語との違い

    配送センター(DC)は通過型の施設ですが、倉庫は保管機能を中心とします。DCは在庫を最小限に抑え、高速な荷さばきを重視します。

    物流センターは、倉庫機能に加えて流通加工や情報処理機能を持つ総合的な施設です。倉庫は保管に特化した施設という位置づけです。

    デポは小規模な配送拠点で、倉庫よりも消費地に近い場所に設置される中継基地です。

    実務ポイント- 事例

    Amazonのフルフィルメントセンターは、最先端の倉庫の例です。ロボットと人間が協働し、膨大な商品を効率的に処理しています。

    冷凍倉庫大手のニチレイロジグループは、全国に100か所以上の物流拠点を展開し、-25℃の冷凍保管から常温まで、多様な温度帯の商品を取り扱っています。HACCP対応により、食品の安全性を確保しています。

    保税倉庫を活用した国際物流も重要です。例えば、横浜港の保税倉庫では、輸入商品を関税を支払わずに保管し、需要に応じて国内販売や再輸出を行うことができます。これにより、資金効率と取引の柔軟性が向上します。

    関連用語
    Consolidation

    混載

    複数の荷主の貨物を1つの輸送手段にまとめて輸送する手法です。積載率の向上により輸送コストを削減し、環境負荷も軽減します。LCL貨物の集約、共同配送、ミルクラン方式など、様々な形態で実施されています。

    Inventory Management

    在庫管理

    商品や原材料の在庫を適正水準に維持・管理する活動です。需要予測、発注点管理、安全在庫設定、棚卸しなどを通じて、欠品防止と過剰在庫削減を両立させます。JIT、VMI、ABCなど様々な管理手法が活用されています。

    WMS

    倉庫管理システム

    Warehouse Management Systemの略で、倉庫内の在庫管理と作業管理を統合的に行うシステムです。入荷、保管場所管理、ピッキング、出荷などの作業を最適化し、在庫精度の向上と作業効率化を実現します。RFIDやバーコードと連携して運用されます。

    Last Mile Delivery

    ラストマイル配送

    物流センターや配送拠点から最終消費者への配送を指す物流の最終段階です。全体の物流コストの約50%を占める最も高コストな部分で、ドローン配送、置き配、コンビニ受取など、効率化のための様々な取り組みが進められています。

    Cross-docking

    クロスドッキング

    入荷した商品を在庫として保管せず、直接仕分けして出荷する物流手法です。商品の滞留時間を最小化し、在庫コストの削減とリードタイムの短縮を実現します。小売業や宅配便業界で広く採用されている効率化手法です。

    Logistics Provider

    物流業者

    貨物の輸送、保管、荷役、梱包、流通加工、情報管理など、物流に関わる様々なサービスを提供する事業者です。フォワーダー、倉庫業者、運送会社などが含まれます。サプライチェーンにおいて役割を果たします。

    ERP (Enterprise Resource Planning)

    企業資源計画

    ERP(企業資源計画)は、企業の経営資源を統合的に管理する情報システムです。財務、人事、在庫、生産、販売などの業務プロセスを統合し、経営効率の向上と意思決定の迅速化を実現します。商品取引では、業務プロセスの統合と経営効率の向上において重要な経営管理システムです。