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イッテルビウム (Ytterbium) は、原子番号70、元素記号Ybで表されるランタノイド元素です。銀白色の柔らかい金属で、重希土類の一つです。ステンレス鋼の改質、光ファイバー増幅器、レーザー結晶、原子時計などに利用されます。
イッテルビウム(Ytterbium)は、原子番号70、元素記号 Yb で表される化学元素です。ランタノイド系列に属する希土類元素(レアアース)の一つであり、重希土類に分類されます。比較的軟らかく展性- 延性のある銀白色の金属です。
1878年にスイスの化学者ジャン- マリニャックによって発見されました。その名称は、スウェーデンのストックホルム近郊にあるイッテルビー(Ytterby)という村の名前に由来します。この地からは、イッテルビウムの他にイットリウム(Y)、テルビウム(Tb)、エルビウム(Er)といった多くの希土類元素が発見されています。
イッテルビウムは、その特性を活かして以下のような分野で利用されています。
イッテルビウムは、モナザイト、ゼノタイムなどの希土類鉱石中に他の希土類元素と共に微量に含まれており、分離- 精製が難しい元素です。生産は他の希土類と同様に中国が大きなシェアを占めています。
主要な商品取引所で取引されることはなく、主に専門サプライヤーを通じて、酸化物や金属地金などの形態、および純度に応じて相対取引で売買されます。価格は希土類市場全体の需給動向や地政学的要因の影響を受けます。
ルテチウム
原子番号71の元素(Lu)で、ランタノイド(希土類元素)の最後の元素です。ランタノイドの中で最も重く、硬く、融点が高いとされます。希少かつ高価なため、特殊な触媒や検出器、研究用途などに限定的に利用されます。
ユウロピウム
原子番号63の元素(Eu)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。主に赤色や青色を発光する蛍光体の材料として、カラーディスプレイ(ブラウン管、プラズマ、液晶、LED)や蛍光灯などに利用されてきました。
ツリウム
原子番号69の元素(Tm)で、ランタノイド(希土類元素)の中で最も希少な元素の一つです。銀灰色の金属で、非常に高価なため用途は限定的ですが、携帯可能なX線発生装置などに利用されます。
プラセオジム
原子番号59の元素(Pr)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。銀白色の金属で、強力な永久磁石(ネオジム磁石)の添加剤や、ガラス・セラミックスの着色剤(黄緑色)などに利用されます。
スカンジウム
原子番号21の元素(Sc)で、遷移金属の一つです(希土類元素に含められることもあります)。銀白色の軽い金属で、主な用途はアルミニウムとの合金(軽量・高強度化)や、高輝度放電ランプです。
イットリウム
原子番号39の元素(Y)で、遷移金属に分類されますが、性質が似ているため希土類元素(レアアース)と共に扱われることが多いです。赤色蛍光体、レーザー結晶、超電導材料、合金添加剤などに利用されます。