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原子番号64の元素(Gd)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。強い磁性を持ち、MRI(磁気共鳴画像法)用の造影剤として医療分野で利用されるほか、原子炉材料や特殊合金にも用いられます。
ガドリニウム(Gadolinium)は、原子番号64、元素記号Gdで表されるランタノイド(希土類元素、レアアース)に属する金属元素です。銀白色の金属で、常温付近で強い強磁性(キュリー温度は約20℃)を示す特徴があります。また、熱中性子の吸収能力が非常に高いという性質も持っています。
他の希土類元素と共に、モナザイトやバストネサイトなどの鉱石から産出されます。MRI造影剤としての需要が比較的安定していますが、希土類全体の市場動向の影響を受けます。
ガドリニウムは、特に医療分野におけるMRI技術の発展に貢献しているレアアースです。
ルテチウム
原子番号71の元素(Lu)で、ランタノイド(希土類元素)の最後の元素です。ランタノイドの中で最も重く、硬く、融点が高いとされます。希少かつ高価なため、特殊な触媒や検出器、研究用途などに限定的に利用されます。
イッテルビウム
イッテルビウム (Ytterbium) は、原子番号70、元素記号Ybで表されるランタノイド元素です。銀白色の柔らかい金属で、重希土類の一つです。ステンレス鋼の改質、光ファイバー増幅器、レーザー結晶、原子時計などに利用されます。
ユウロピウム
原子番号63の元素(Eu)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。主に赤色や青色を発光する蛍光体の材料として、カラーディスプレイ(ブラウン管、プラズマ、液晶、LED)や蛍光灯などに利用されてきました。
ツリウム
原子番号69の元素(Tm)で、ランタノイド(希土類元素)の中で最も希少な元素の一つです。銀灰色の金属で、非常に高価なため用途は限定的ですが、携帯可能なX線発生装置などに利用されます。
プラセオジム
原子番号59の元素(Pr)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。銀白色の金属で、強力な永久磁石(ネオジム磁石)の添加剤や、ガラス・セラミックスの着色剤(黄緑色)などに利用されます。
スカンジウム
原子番号21の元素(Sc)で、遷移金属の一つです(希土類元素に含められることもあります)。銀白色の軽い金属で、主な用途はアルミニウムとの合金(軽量・高強度化)や、高輝度放電ランプです。
イットリウム
原子番号39の元素(Y)で、遷移金属に分類されますが、性質が似ているため希土類元素(レアアース)と共に扱われることが多いです。赤色蛍光体、レーザー結晶、超電導材料、合金添加剤などに利用されます。