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原子番号57の元素(La)で、ランタノイド(希土類元素)系列の最初の元素です。カメラレンズなどの光学ガラス、ニッケル水素電池の電極材料、石油精製触媒などに利用されます。
ランタン(Lanthanum)は、原子番号57、元素記号Laで表される金属元素です。周期表ではランタノイド系列(希土類元素、レアアース)の始まりに位置づけられます(ランタン自身をランタノイドに含めるかどうかは定義によります)。銀白色の柔らかい金属で、反応性が高く空気中で容易に酸化されます。
モナザイトやバストネサイトといった希土類鉱石中に、セリウムに次いで比較的多く含まれています。中国が最大の生産国ですが、他の国々での生産も行われています。光学ガラス、電池、触媒といった主要な用途の需要動向が市場に影響を与えます。
ランタンは、希土類元素の中では比較的豊富で、幅広い産業分野で利用される元素です。
ルテチウム
原子番号71の元素(Lu)で、ランタノイド(希土類元素)の最後の元素です。ランタノイドの中で最も重く、硬く、融点が高いとされます。希少かつ高価なため、特殊な触媒や検出器、研究用途などに限定的に利用されます。
イッテルビウム
イッテルビウム (Ytterbium) は、原子番号70、元素記号Ybで表されるランタノイド元素です。銀白色の柔らかい金属で、重希土類の一つです。ステンレス鋼の改質、光ファイバー増幅器、レーザー結晶、原子時計などに利用されます。
ユウロピウム
原子番号63の元素(Eu)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。主に赤色や青色を発光する蛍光体の材料として、カラーディスプレイ(ブラウン管、プラズマ、液晶、LED)や蛍光灯などに利用されてきました。
ツリウム
原子番号69の元素(Tm)で、ランタノイド(希土類元素)の中で最も希少な元素の一つです。銀灰色の金属で、非常に高価なため用途は限定的ですが、携帯可能なX線発生装置などに利用されます。
プラセオジム
原子番号59の元素(Pr)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。銀白色の金属で、強力な永久磁石(ネオジム磁石)の添加剤や、ガラス・セラミックスの着色剤(黄緑色)などに利用されます。
スカンジウム
原子番号21の元素(Sc)で、遷移金属の一つです(希土類元素に含められることもあります)。銀白色の軽い金属で、主な用途はアルミニウムとの合金(軽量・高強度化)や、高輝度放電ランプです。
イットリウム
原子番号39の元素(Y)で、遷移金属に分類されますが、性質が似ているため希土類元素(レアアース)と共に扱われることが多いです。赤色蛍光体、レーザー結晶、超電導材料、合金添加剤などに利用されます。