ベースメタル(卑金属)
ベースメタル(Base Metals)は、貴金属以外の産業用金属の総称で、銅・アルミ・亜鉛などが代表例です。世界の製造業や建設業を支える基礎材料として大量に消費されています。景気動向を反映しやすく、経済の先行指標としても注目される金属群です。
銅、アルミニウム、亜鉛、鉛、ニッケル、錫など、産業の基盤となる非鉄金属の取引知識を網羅。LME取引の仕組み、在庫動向、プレミアム/ディスカウント、TC/RC(処理費/精錬費)など、ベースメタル特有の取引慣行を詳しく解説。電気自動車、再生可能エネルギーなど、新たな需要動向と市場への影響も分析します。
ベースメタル(卑金属)
ベースメタル(Base Metals)は、貴金属以外の産業用金属の総称で、銅・アルミ・亜鉛などが代表例です。世界の製造業や建設業を支える基礎材料として大量に消費されています。景気動向を反映しやすく、経済の先行指標としても注目される金属群です。
非鉄金属
鉄や鉄合金以外のすべての金属を指す総称です。銅、アルミニウム、亜鉛、鉛、ニッケル、錫といったベースメタルや、金、銀などの貴金属が含まれます。工業製品から日用品まで、私たちの生活に不可欠な材料となっています。
銅
人類が最初に利用した金属の一つで、優れた電気伝導性と熱伝導性を持つ赤褐色のベースメタルです。電線・電子機器から建築・配管まで幅広く使用され、世界経済の先行指標「ドクター・カッパー」として注目される最重要産業金属です。
アルミニウム
アルミニウム (Aluminium / Aluminum) は、原子番号13、元素記号Alで表される金属元素です。軽量で耐食性に優れ、加工しやすいため、建築、輸送機器、包装材など幅広い分野で利用される重要な非鉄金属です。
ニッケル
原子番号28の元素(Ni)で、遷移金属の一つです。銀白色の光沢を持ち、耐食性、耐熱性、延性、強磁性に優れています。最大の用途はステンレス鋼の合金成分であり、その他特殊合金、めっき、電池材料などに広く利用されます。
亜鉛
鉄鋼の防錆めっき(亜鉛めっき)の主原料として重要なベースメタルです。建設・自動車産業で大量に消費され、黄銅などの合金材料、電池材料、化学工業原料としても幅広く使用されます。人体必須微量元素でもあります。
鉛
古代から利用される重金属で、現在は主に鉛蓄電池(自動車バッテリー)の原料として使用されるベースメタルです。優れた遮蔽性、耐食性、加工性を持ちますが、毒性があるため取り扱いには注意が必要で、リサイクル率が最も高い金属の一つです。
錫
錫は低融点で加工しやすい軟質金属で、古代から人類が利用してきた重要な金属です。はんだの主成分として電子機器製造に不可欠であり、めっき用途でも広く使用されています。インドネシアや中国が主要生産国で、供給の地政学的リスクが価格変動要因となります。
コバルト
リチウムイオン電池の正極材として急速に需要が拡大している戦略的レアメタルです。コンゴ民主共和国に生産が集中し、供給リスクが高い一方、EVバッテリーの性能向上に不可欠で、超合金や触媒としても重要な役割を果たします。
チタン
原子番号22の元素(Ti)で、遷移金属の一つです。軽量(鉄の約60%)でありながら強度が高く、特に耐食性(特に海水に対する)に極めて優れています。航空宇宙、化学プラント、医療、スポーツ用品などに利用されます。
モリブデン
特殊鋼や超合金の添加元素として重要なレアメタルです。高温強度と耐食性を大幅に向上させる効果があり、ステンレス鋼、工具鋼、石油精製触媒などに使用されます。銅の副産物として生産され、チリと中国が主要生産国です。
リチウム
最も軽い金属元素で、リチウムイオン電池の主要材料として電気自動車(EV)革命の中核を担う戦略的金属です。主に塩湖かん水と鉱石から生産され、需要が急速に拡大している一方、供給開発には時間がかかるため、価格変動が激しい特徴があります。