All In

### 概要 オールイン（All In）とは、主に運賃（海上運賃、航空運賃など）やサービス料金の見積もる際に、「全ての関連費用が含まれている」ことを示す表現方法です。基本料金に加えて、通常別途請求される可能性のある様々な付帯費用（サーチャージ、手数料、税金など）を全て含んだ総額（込み込み価格）であることを意味します。 ### 目的と利用場面 - **価格の分かりやすさ:** 買い手（荷主、利用者）は最終的に支払う総額が一目でわかり、比較検討しやすくなります。 - **見積もり・請求の簡素化:** 売り手は細かい費用項目を個別に計算・請求する手間が省ける場合があります。 ### 具体例（海運・航空運賃） 「オールイン・フレート」の場合、基本運賃に加え、燃料サーチャージ、通貨サーチャージ、THCなどが含まれていることを示唆します。ただし、具体的にどこまでの費用が含まれるかは契約条件によるため確認が必要です（関税等は通常含みません）。 ### 注意点 「オールイン」表示でも、予想外の費用（緊急割増料など）が発生する可能性はゼロではありません。含まれる費用の範囲を契約書や見積書の内訳で確認することが望ましいです。 オールイン価格は、総額表示によって価格の透明性を高めるための表示方法の一つです。