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スワップ契約のキャッシュフロー交換(金利や価格の支払い・受取り)が、契約締結日よりも後の、将来の特定日から開始されるスワップ取引です。開始時期を調整したい場合に利用されます。
繰延スワップ(ディファード- スワップ)は、スワップ契約に基づくキャッシュフローの交換が、契約締結後すぐには始まらず、将来の所定の期日(繰延期間の終了後)から開始されるように設計されたスワップ取引です。「フォワード- スタート- スワップ」とも呼ばれます。
基本的なスワップ(金利スワップ、コモディティスワップ等)の契約条件(固定価格、変動価格の参照指標、想定元本、期間など)は契約時に決定されますが、実際のキャッシュフロー交換(決済)は繰延期間が経過した後にスタートします。繰延期間の長さは当事者間の合意によって設定されます。
フォワード・スタート・スワップ, 繰延開始スワップ
クアントスワップ
参照する資産(株価、金利、コモディティ価格など)の価格変動は外貨建てで計算されるものの、キャッシュフローの交換は自国通貨など別の通貨で行われるスワップ契約です。為替リスクを排除する特徴があります。
モーゲージスワップ
住宅ローン担保証券(MBS)などのモーゲージ関連資産のパフォーマンス(金利やキャッシュフロー)を、LIBORなどの市場金利と交換するスワップ契約です。モーゲージ関連の金利リスクやプレペイメントリスクを管理するために利用されます。
スプレッドスワップ
二つの異なる変動金利、または二つの異なる資産価格(コモディティ価格など)の差(スプレッド)に基づいてキャッシュフローを交換するスワップ契約です。価格差の変動リスク管理や投機に利用されます。
インフレスワップ
インフレ率の変動リスクを管理するデリバティブ契約で、固定金利とインフレ指数連動の変動金利を交換します。年金基金や保険会社が将来のインフレ連動支払い義務をヘッジする際に活用されています。長期的な資金計画の安定化と実質金利リスクの管理に重要な役割を果たします。
エキゾチックスワップ
標準的なスワップ(プレーンバニラ・スワップ)とは異なる、特殊な条件や複雑なキャッシュフロー構造を持つスワップ取引の総称です。特定のニーズに合わせてオーダーメイドで組成されます。