LEAPS

概要

LEAPS（リープス）は “Long-Term Equity Anticipation Securities” の略称で、一般的に満期までの残存期間が1年以上（最長で2～3年程度）ある長期のオプション（主に株価指数や個別株式オプション）を指します。満期が数ヶ月程度の短期オプションと区別されます。

特徴

• 長い権利行使期間: 満期までの期間が長いため、長期的な市場の見通しに基づいた戦略を実行できます。
• 権利行使形態: 通常、アメリカンオプションとして取引されます。
• プレミアム: 満期までの期間が長い分、時間価値が大きくなるため、短期オプションに比べてプレミアムは高くなります。
• 時間価値の減価: 満期までの期間が長いため、一日あたりの時間価値の減少（セータ）は短期オプションに比べて緩やかです。

利用場面

• 長期的なヘッジ: 保有株式などの長期的な価格下落リスクに対するヘッジ（LEAPSプットの購入）。
• 長期的な価格上昇への投資: 株価の長期的な上昇を期待し、少ない資金でレバレッジを効かせた投資（LEAPSコールの購入）。
• 株式代替戦略: 現物株の代わりにLEAPSコールを保有することで、より少ない資金で同様のエクスポージャーを持つ戦略。

注意点

• プレミアムが高いため、初期投資額が大きくなる可能性があります。
• 長期的な予測は短期的な予測よりも難易度が高いです。
• 流動性は、対象となる原資産や権利行使価格によって異なります。