権利放棄
オプションの買い手が権利行使期間内に権利を実行しないこと。
商品オプション取引の実務的側面を包括的に解説します。オプション取引の発注、約定確認、権利行使・放棄の手続きを詳しく説明。ポジション管理、証拠金計算、日次決済の実務プロセスを分析。マーケットメイキング、相対取引、ブロック取引の執行方法も解説。システム要件、リスク管理ツール、規制報告の実務についても詳しく扱います。
権利放棄
オプションの買い手が権利行使期間内に権利を実行しないこと。
アジアンオプション
アジアンオプションは、一定期間の平均価格を基に損益が決まるオプションです。価格の一時的な変動の影響を抑える目的で使われます。
割当
オプションの買い手が権利行使をした場合、取引所がオプションの売建玉を指定すること。
自動権利行使
権利行使期間内に権利行使の申出がなかったイン・ザ・マネーのオプションについて、権利放棄の意志表示がない限り、自動的に権利行使があったものとして取り扱う制度。
バリアオプション
原資産価格が特定の価格水準(バリア)に到達するかどうかで、オプションの権利が発生したり消滅したりするエキゾチックオプションの一種です。ノックイン、ノックアウトなどの種類があります。
バイナリーオプション
期日に(または期日までに)原商品価格が一定の数値を上回るか下回るかによって、一定額が支払われるか、何も支払われないかが決まるオプション。
ディープ・アウト・オブ・ザ・マネー
大きくアウト・オブ・ザ・マネーとなっている状態。権利行使価格が現在価格から大きく離れており、権利行使される可能性が極めて低いオプション。
デジタルオプション
ペイオフ(損益)が、原資産価格が特定の条件(例:権利行使価格を超えるか否か)を満たした場合に一定額となり、満たさない場合はゼロとなるオプションです。バイナリーオプションとも呼ばれます。
エキゾチックオプション
標準的なオプション(プレーンバニラオプション)とは異なる、特殊な権利行使条件やペイオフ構造を持つオプションの総称です。バリア、アジアン、デジタル、ルックバックなどが含まれます。
ノックインオプション
原資産価格が特定の価格水準(バリア)に一度でも到達すると、オプションの権利が発生(有効化)するタイプのバリアオプションです。バリアに到達しない限り、権利は発生しません。
ノックアウトオプション
原資産価格が特定の価格水準(バリア)に一度でも到達すると、オプションの権利が消滅するタイプのバリアオプションです。バリアに到達しなければ、権利は有効なままです。
長期オプション
満期までの期間が通常1年以上と長いオプションのことです。通常の短期オプションと同様に売買されますが、長期的な価格変動に対するヘッジや投資戦略に利用されます。
ルックバックオプション
オプション期間中の最も有利な原資産価格(最高値または最安値)を権利行使価格として利用できるエキゾチックオプションです。保有者にとって常に最良の価格で権利行使できる特徴があります。
ミッドカーブ・オプション
オプション限月から一定期間の後の限月の先物を原商品とするオプション。
マネネス
オプションの原資産価格と権利行使価格の関係を示す度合いのことです。イン・ザ・マネー(ITM)、アット・ザ・マネー(ATM)、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)の3つの状態で表されます。
オプションチェーン
特定の原資産について、利用可能なオプション契約(コールとプット)を権利行使価格や満期日ごとに一覧表示したものです。価格、出来高、建玉などの情報が含まれ、取引戦略の検討に用いられます。
クアントオプション
原資産が外貨建てである一方、権利行使価格やプレミアム、ペイオフが自国通貨など別の固定レートで換算されるオプションです。為替リスクを排除できる特徴があります。