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長期契約において、契約期間中に特定の事象(市場価格の大幅変動、法改正など)が発生した場合に、当事者の一方または双方が契約条件(特に価格)の見直し協議を開始できる権利を定めた条項です。
リオープナー条項(Reopener Clause)とは、主に数年以上にわたる長期契約(例: エネルギー供給契約、原材料長期購入契約など)において、契約期間中に、あらかじめ定められた特定の事象が発生した場合、または特定の期間が経過した場合に、契約当事者の一方または双方が、契約条件の一部(特に価格条件が多い)について再交渉(見直し協議)を開始する権利を認める条項のことです。「契約見直し条項」や「価格再交渉条項」とも呼ばれます。
長期契約における将来の市場環境や経済状況の大幅な変化によるリスクに対応し、契約関係を長期的に維持可能にすることを目的としています。
条項が発動した場合、当事者は誠意をもって条件の見直し協議を行う義務を負うのが一般的です。協議不調の場合の扱いや、価格調整の具体的な計算方法まで定められているとは限りません。
リオープナー条項は、長期契約における将来の不確実性に対応するためのメカニズムの一つです。
契約見直し条項, 価格再交渉条項, Price Reopener Clause
納入条件
売買契約において、商品の所有権移転時期、危険負担の移転時点、運賃や保険料の負担区分、納入場所、納期などを定めた条件のことです。貿易取引ではインコタームズがよく用いられます。
計画船積
売買契約や生産計画に基づき、特定の商品を特定の時期に出荷(船積みまたは他の輸送手段での発送)する予定のこと、またはその予定数量・内容を指します。実際の出荷実績と対比されます。
暦月渡し
商品の引き渡し時期を、特定の日付ではなく、「〇月渡し」のように暦の月単位で指定する取引条件のことです。その月のいつ引き渡されるかは、さらに詳細な取り決めによります。
受渡方法
商品や証券などの取引において、売り手から買い手へ対象物を引き渡す具体的な方法や手続きのことです。現物受渡、差金決済、書類上の受渡など、市場や契約によって定められます。
仲裁条項
契約に関して将来紛争が生じた場合に、裁判所の訴訟ではなく、仲裁機関などの第三者(仲裁人)による仲裁手続きによって最終的な解決を図ることを、当事者間であらかじめ合意しておく契約条項のことです。