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通貨割増(CAF)
主に海上運賃の割増料(サーチャージ)の一種で、為替レートの変動によって船会社の運航コストが変動するリスクを調整するために、運賃に上乗せされる料金のことです。「通貨変動調整係数」とも呼ばれます。
カレンダースプレッド
カレンダースプレッドとは、同じ商品の異なる満期日(限月)の先物契約間で生じる価格差を指します。主に時間による価格の構造(フォワードカーブ)を読み取る際に使われ、投資家やトレーダーが需給の変化、保管コスト、期待値などを分析する手がかりになります。例えば、近い限月が高く遠い限月が安い場合はバックワーデーション、逆であればコンタンゴと呼ばれます。
キャリーチャージ(保管費用)
コモディティ(商品)などの現物を、ある時点から将来の時点まで保有(キャリー)し続けるためにかかる費用のことです。主に金利、保管料、保険料などから構成され、先物価格形成に影響します。
上限価格 (天井価格)
設定された価格の上限のことです。政府による価格統制や、変動金利の上限設定(キャップ)、テクニカル分析における抵抗線など、様々な文脈で用いられます。
終値(引け値)
取引所の取引時間終了時点、または特定の取引セッションの最後に成立した取引の価格のことです。「引け値」とも呼ばれます。その日の取引結果を代表する価格として重視されます。
合成価格 (複合価格)
複数の市場やデータソースからの価格情報を組み合わせて算出される価格、または複数の構成要素から成る商品の合成的な価格のことです。市場全体の動向把握や、複雑な商品の評価に用いられます。
コンタンゴ
先物価格が現物価格より高い状態
契約価格
売買契約やサービス契約などにおいて、当事者間で合意された商品やサービスの価格のことです。契約書に明記され、支払い義務の基礎となります。約定価格とほぼ同義で使われることもあります。
クラッキングスプレッド
クラッキングスプレッドとは、原油を精製して得られる生成品(ガソリン、ディーゼルなど)の価格と原油価格との差を表す指標です。石油精製業者にとっての収益性を示すもので、生成品の販売価格から原油仕入れ価格を差し引いたスプレッドによって、マージンや市場の需給バランスを分析します。代表的な例として、3:2:1スプレッド(3バレルの原油から2バレルのガソリンと1バレルのディーゼルを得る前提)があります。
クレジット・スプレッド
信用リスクが異なる二つの債券(通常は、信用リスクがゼロと見なされる国債と、企業が発行する社債)の利回りの差のことです。発行体の信用リスクに対する市場の上乗せ金利(プレミアム)を示します。
為替建値
取引価格が表示・決済される通貨の種類を指定すること
建値通貨(通貨建値)
国際取引などの契約において、取引価格を表示し、通常はその通貨で決済を行うと定められた通貨のことです。米ドル建て、円建て、ユーロ建てなどがあり、為替リスクに影響します。
対顧客価格(小売価格)
企業や小売業者が、最終的な顧客(消費者や利用企業)に対して商品やサービスを販売する際に設定する価格のことです。一般的には「小売価格」や「販売価格」と同義で用いられます。