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コモディティ取引用語辞典トレタム

コモディティ取引に関する専門用語を学べる総合用語集

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    Implied Volatility

    インプライド・ボラティリティ

    ボラティリティ分析

    インプライド・ボラティリティは、オプションの市場価格から逆算して求められる「将来の価格変動率の予想値」です。市場参加者がどれだけ価格の変動を見込んでいるかを示します。

    概要

    インプライド- ボラティリティ(Implied Volatility)は、オプション価格に内在する市場の「将来の不確実性」への期待値を表します。直接観測できるものではなく、ブラック=ショールズモデルなどの理論価格モデルにオプションの市場価格を当てはめて逆算されます。価格が大きく動くと予想されるときは高くなり、安定しているときは低くなります。リスクの高まりやイベント前後に上昇する傾向があり、投資家心理を測る指標としても使われます。

    特徴と仕組み

    • 観測値ではなく、理論価格モデルによって「逆算」される
    • オプションの種類や満期ごとに値が異なる
    • 同じ原資産でも、プットとコールで異なることがある(ボラティリティスマイル)

    利用シーンの例

    • 相場変動リスクが高まる場面で、ヘッジコストの見積もりに使う
    • ボラティリティを売買する取引戦略(ボラティリティトレード)に使う
    • 企業決算、政策発表、戦争- 災害など、イベント前後のリスク分析に活用される

    注意点

    • 高いからといって必ずしも実際の変動が大きいとは限らない(実現ボラティリティと異なる)
    • 市場心理に依存するため、一時的に過大- 過小評価されることがある
    • モデル依存であり、使用する理論や金利、配当などの前提で数値が変動する
    関連用語
    Local Volatility Model

    局所ボラティリティモデル

    オプション価格評価モデルの一種で、ボラティリティが定数ではなく、時間と原資産価格の水準に依存する関数(局所ボラティリティ関数)であると仮定するモデルの総称です。デュピールモデルが代表例です。

    VIX Index

    VIX指数

    シカゴ・オプション取引所が算出する恐怖指数。S&P500のオプション価格から算出される30日間の予想ボラティリティ。

    Historical Volatility

    ヒストリカル・ボラティリティ

    ヒストリカル・ボラティリティは、過去の価格データに基づいて計算される価格変動率の指標です。統計的手法を用いて価格の変動幅を測定し、将来の価格変動リスクを予測するための重要な分析ツールです。商品取引では、リスク管理とオプション価格の算定において重要な指標です。

    Realized Volatility

    実現ボラティリティ

    過去の価格データから計算された、実際の価格変動の大きさ(ボラティリティ)を示す指標です。ヒストリカル・ボラティリティ(HV)とも呼ばれ、将来の変動予測やオプション評価に利用されます。

    Volatility Clustering

    ボラティリティ・クラスタリング

    高ボラティリティ期間の後に高ボラティリティが、低ボラティリティ期間の後に低ボラティリティが続く現象。市場の不確実性が持続する性質を示し、GARCHモデルなどで分析されます。リスク管理において重要な特性です。

    Jump Diffusion

    ジャンプ拡散

    ジャンプ拡散は、価格変動を連続的な拡散過程と不連続なジャンプ過程の組み合わせでモデル化する確率過程です。通常の価格変動に加えて、突発的な価格変動を表現し、オプション価格の算定やリスク管理において重要なモデルです。商品取引では、価格変動リスクの正確な評価において重要な数学的モデルです。

    GARCH Model

    GARCHモデル

    金融時系列データに見られるボラティリティ(変動の大きさ)が時間と共に変化する性質(ボラティリティ・クラスタリング)を捉えるための統計モデルです。オプション評価など価格理論にも応用されます。

    Stochastic Volatility Model

    確率ボラティリティモデル

    オプション価格評価モデルの一種で、ボラティリティ自体が時間と共に確率的に(ランダムに)変動すると仮定するモデル群の総称です。ヘストンモデルなどが代表例です。ボラティリティスマイル等をより現実的に捉えようとします。