引受渡し
引受渡し(D/A)は手形の引受けと引き換えに船積書類を引き渡す決済方法です。輸入者は手形を引き受けることで書類を入手でき、支払いは手形の満期日となります。売主にとって代金回収リスクがある取引条件です。
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引受渡し
引受渡し(D/A)は手形の引受けと引き換えに船積書類を引き渡す決済方法です。輸入者は手形を引き受けることで書類を入手でき、支払いは手形の満期日となります。売主にとって代金回収リスクがある取引条件です。
日次リスク報告(書)
金融機関やトレーディング部門などで、保有ポジションのリスク量(VaR、感応度等)、市場変動、リスク限度枠の使用状況などを、毎日まとめて経営層やリスク管理部門に報告するためのレポートです。
日次清算/値洗い
毎営業日の清算価格に基づいて、全ポジションの評価損益を計算し証拠金口座に反映させる仕組みです。日々の値洗いにより未実現損益が実現され、信用リスクの蓄積を防ぎます。この仕組みにより、先物市場の安定性と透明性が維持され、大規模な債務不履行を防いでいます。
酪農製品
酪農製品は、牛乳とそれを原料とした乳製品全般を指す総称です。バター、チーズ、ヨーグルト、粉乳などが含まれます。多くの製品が国際商品として取引され、世界の食料供給において重要な役割を果たしています。
乳製品
乳製品は、牛乳などの乳を原料に加工された食品の総称です。チーズ、バター、ヨーグルト、粉乳などが代表的で、栄養価が高く保存性に優れます。国際商品として活発に取引され、食料安全保障上も重要な位置を占めています。
大連商品交易所
中国・大連に拠点を置く商品先物取引所
危険物
輸送上の危険性がある物質や物品の総称です。爆発物、可燃性物質、毒物、腐食性物質などが該当し、UN番号による国際分類に従います。専用容器での梱包と適切な表示が義務付けられ、取扱いには特別な資格と設備が必要です。
危険物申告書
危険物申告書は危険物輸送時の必須書類で、物質の分類、UN番号、梱包等級などを記載します。IMDG CodeやIATA規則に準拠し、安全な輸送のための取扱い指示を含みます。虚偽申告は重大な法的責任を伴います。
ダークプール取引
Dark Pool Tradingは、商品先物取引において重要な取引手法・概念の一つです。
データ品質
Data Qualityは、取引システムで使用されるデータの正確性、完全性、一貫性、適時性を評価・管理する重要な概念です。高品質なデータは、適切な投資判断、リスク管理、コンプライアンス遵守の基盤となり、データの検証、監視、改善プロセスを通じて継続的に品質向上を図ります。取引システムの信頼性と効率性を確保する不可欠な要素となっています。
データストレージ
データストレージは、取引データ、市場データ、リスクデータなどを安全かつ効率的に保管する仕組みです。商品取引では膨大な時系列データを扱うため、高速アクセス、データ圧縮、冗長性確保などの技術により、システムの信頼性とパフォーマンスを支えています。
船積日(出荷日)
貨物が実際に輸送手段(船舶、航空機、トラックなど)に積み込まれ、輸送が開始された日付のことです。貿易書類(B/Lなど)に記載され、契約履行や決済において参照される日付となります。
前日市場(デ ーアヘッド市場)
翌日の商品(主に電力やガス)を取引する前日市場で、需給計画と実需のマッチングを行う重要な市場です。需要予測に基づいた計画的な調達が可能で、リアルタイム市場の価格変動リスクを回避できます。電力システムの自由化に伴い、世界各国で急速に発展している市場形態です。
当日注文
当日注文(Day Order)は、発注した注文が、その日の取引終了時間まで有効であるという期間条件のことです。「Good for Day (GFD)」と基本的に同義です。その日のうちに約定しなければ、自動的に失効(キャンセル)されます。商品取引では、日中の価格変動に基づく短期取引や、翌日以降の市場環境変化を考慮したくない場合に活用される基本的な注文条件です。
デイトレード
デイトレードは、同一取引日内にポジションの建玉と決済を完了させる短期取引戦略です。日中の価格変動から利益を狙い、オーバーナイトリスクを回避します。高い流動性、狭いスプレッド、迅速な判断力が要求される、専門的な取引手法です。
負債調達
デット・ファイナンスは、銀行借入や社債発行などにより資金を調達する方法です。商品取引事業では運転資金や在庫ファイナンスに活用され、レバレッジ効果により収益性を高める重要な手段となっています。
債務償還能力比率
債務償還能力比率(DSCR)は、企業の営業利益が債務返済義務をどの程度カバーできるかを示す財務指標です。営業利益÷債務返済額で計算され、1.0以上であれば債務返済が可能、2.0以上であれば安全な水準と評価されます。商品取引では、取引相手の信用リスク評価と与信限度額の設定において重要な判断基準となります。
負債資本比率
Debt-to-Equity Ratio(負債資本比率)は、総負債を株主資本で割った指標で、企業の財務レバレッジの程度を示します。負債による資金調達の割合を測定し、企業の財務構造の健全性とリスクの程度を評価します。
脱炭素化
Process of reducing carbon emissions
脱炭素化戦略
企業が温室効果ガス排出量を段階的に削減し、最終的にネットゼロを達成するための包括的な計画です。省エネルギー、再生可能エネルギー導入、製造プロセス改革、サプライチェーン全体での削減を含みます。商品取引においては、調達戦略の転換、環境価値の取引、グリーン商品への移行など、ビジネスモデル全体の変革を伴う重要な経営課題となっています。
ディープ・アウト・オブ・ザ・マネー
大きくアウト・オブ・ザ・マネーとなっている状態。権利行使価格が現在価格から大きく離れており、権利行使される可能性が極めて低いオプション。
デフォルトリスク(債務不履行リスク)
デフォルトリスクは、債務者が約定通りの支払いを行えなくなるリスクです。商品取引では、代金未払い、商品未納、証拠金不足などが該当します。信用格付け、財務分析、早期警戒指標の監視により管理し、デフォルト確率(PD)の推定が重要となります。
繰延スワップ
スワップ契約のキャッシュフロー交換(金利や価格の支払い・受取り)が、契約締結日よりも後の、将来の特定日から開始されるスワップ取引です。開始時期を調整したい場合に利用されます。
繰延税金
Deferred Taxは、企業の会計上の利益と税務上の所得の差異により生じる将来の税負担を指す財務指標で、繰延税金資産と繰延税金負債が含まれます。企業の税務戦略と財務状況を示し、将来の税負担の予測において重要な要素となります。商品取引における企業の財務健全性の評価や、税務リスクの判断において重要な役割を果たしています。
受渡可能商品
受渡可能商品は、先物契約の満期時に実際の現物を受け渡すことができる商品のことです。金、原油、小麦などの物理的な商品が該当し、品質基準を満たせば契約通りの受け渡しが可能です。現物決済により価格の収束性が保証され、先物価格と現物価格の乖離を防ぐ重要な仕組みとして、市場の健全性を維持する役割を果たしています。
受渡適格等級
受渡適格等級(Deliverable Grade)は、先物契約の現物決済で認められる商品の品質基準です。取引所が定める特定の規格を満たす必要があり、商品取引では価格形成と現物受渡の基準として、市場の信頼性を支える重要な要素となっています。
仕向地持込渡し
インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向地まで商品を運び、到着した輸送手段の上で荷降ろしの準備ができた状態で買主に引き渡します。輸入通関は買主が行います。あらゆる輸送手段に対応可能です。
荷卸込持込渡し
インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向場所まで商品を運び、かつ輸送手段から荷降ろしまで行った上で買主に引き渡します。あらゆる輸送手段に対応し、インコタームズ2020で新設されました。
関税込持込渡し
インコタームズ規則の中で売主の負担が最も大きい条件です。売主は指定仕向地まで商品を運び、輸入通関も済ませ、関税も支払った上で買主に引き渡します。あらゆる輸送手段に対応可能です。
納入渡し価格(仕向地持込渡し価格)
商品の価格に加えて、買い手が指定する最終的な納入場所までの輸送費、保険料、場合によっては関税など、全てのコストを含んだ価格のことです。インコタームズのDDP条件などがこれに近いです。
引渡し
インコタームズ規則において、売主が買主に対して物品の支配を移転する行為または時点を指します。危険負担や多くの費用負担が移転するポイントであり、各規則で具体的に定義されます。
納入先
売買契約に基づき、商品が最終的に届けられるべき場所(住所、倉庫、工場など)または受け取る企業や個人のことです。「送り先」や「届け先」とも呼ばれます。
納品先管理
顧客や商品の届け先(納入先)に関する情報(住所、連絡先、担当者、納入条件など)を正確に把握し、効率的かつ間違いのない納品体制を維持するための管理活動のことです。
納品指示書
商品の納品に関して、納入場所、日時、方法、数量、担当者などの具体的な指示を記載した書類です。サプライヤーや運送業者に対して発行され、円滑な納品作業のために用いられます。
受渡方法
商品や証券などの取引において、売り手から買い手へ対象物を引き渡す具体的な方法や手続きのことです。現物受渡、差金決済、書類上の受渡など、市場や契約によって定められます。
納品書
商品を納入する際に、納入する商品の品名、数量、単価、合計金額などの明細を記載し、買い手(受領側)に渡す書類です。受領確認の役割も持ち、検収や支払い処理の基礎となります。
配達指図書
配達指図書(D/O)は運送人や代理店が倉庫業者に対して貨物の引渡しを指示する書類です。B/Lと引き換えに発行され、実際の貨物受け取りに必要となります。港湾での貨物引き取り手続きの最終段階で使用されます。
納入実績
特定の顧客やプロジェクトに対して、過去に商品をいつ、何を、どれだけ納入したかという記録や履歴のことです。サプライヤー評価や需要予測などに利用されます。
デリバリーリスク(受渡リスク)
売買契約などで、約束された期日までに、定められた品質・数量の商品が買い手に引き渡されない、またはサービスが提供されない可能性(リスク)のことです。現物取引で特に意識されます。
納入条件
売買契約において、商品の所有権移転時期、危険負担の移転時点、運賃や保険料の負担区分、納入場所、納期などを定めた条件のことです。貿易取引ではインコタームズがよく用いられます。
納期リスク
契約で定められた納期までに、商品やサービスが買い手に引き渡されない(遅延する)可能性(リスク)のことです。デリバリーリスクの一種であり、生産計画や販売機会に影響を与えます。
納入先(受取人)
輸送される貨物や書類などが最終的に届けられ、引き渡される相手(企業名、個人名、部署名など)のことです。運送書類(B/L, AWBなど)や契約書に記載されます。
デルタ
オプション価格の原資産価格に対する感応度。原資産価格が1単位変化したときのオプション価格の変化量を示す。
デルタヘッジ
オプションのデルタを中立化するヘッジ手法
デルタノーマル法
デルタノーマル法(Delta-Normal Method)は、線形近似(デルタ)と正規分布仮定を用いるVaR計算手法で、分散共分散法の別名です。商品取引では計算の簡便性から日次リスク管理に広く使用されますが、非線形リスクには限界があります。
デルタ
原資産価格が1単位動いたときに、オプション価格がどれだけ変動するかを示す指標です。価格変動への敏感さを表します。たとえばデルタが0.5なら、原資産が1上がるとオプションは0.5上昇します。
需要
経済学において、消費者が特定の価格水準で、ある財やサービスを購入しようとする意欲またはその量のことです。供給(Supply)と共に、市場価格を決定する基本的な要因です。
需要曲線
経済学において、ある財やサービスの価格と、消費者がその価格で購入しようとする数量(需要量)との関係をグラフで示した曲線です。通常、価格が高いほど需要量は少なくなるため、右下がりの形状となります。
需要の弾力性
Responsiveness of demand to price changes
需要予測
Prediction of future demand