カドミウム
原子番号48の元素(Cd)で、亜鉛族に属する柔らかい銀白色の金属です。融点が低く、主にニッケル・カドミウム電池(ニカド電池)や顔料、めっき、合金などに利用されますが、毒性が高いため規制が進んでいます。
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カドミウム
原子番号48の元素(Cd)で、亜鉛族に属する柔らかい銀白色の金属です。融点が低く、主にニッケル・カドミウム電池(ニカド電池)や顔料、めっき、合金などに利用されますが、毒性が高いため規制が進んでいます。
暦月渡し
商品の引き渡し時期を、特定の日付ではなく、「〇月渡し」のように暦の月単位で指定する取引条件のことです。その月のいつ引き渡されるかは、さらに詳細な取り決めによります。
コールオプション
ある価格で特定の商品を将来買うことができる権利。買い手に購入の自由があり、売り手は応じる義務がある。
カルマー比率
カルマーレシオ(Calmar Ratio)は、年率リターンを最大ドローダウンで除したリスク調整後収益指標です。商品取引では下方リスクに対する収益効率を評価し、CTA戦略やコモディティファンドのパフォーマンス比較で重要な判断基準となっています。
キャンセル条項(契約解除条項)
契約において、どのような条件や手続きの下で、一方または双方の当事者が契約を終了(キャンセル、解除)させることができるかを定めた条項のことです。
キャノーラ(菜種)
アブラナ科の菜種(Rapeseed)のうち、エルシン酸とグルコシノレートの含有量を品種改良により低減させた特定の品種群の名称です。主にカナダで開発され、食用油(キャノーラ油)として広く利用されています。
ケープサイズ
主に鉄鉱石や石炭などを運ぶばら積み貨物船(ドライバルク船)のサイズ区分の一つで、大きすぎてスエズ運河やパナマ運河を通航できず、喜望峰(ケープ)やホーン岬(ケープ)を回る必要がある大型船を指します。
資本予算
資本予算は、企業の長期的な投資計画に必要な資金の調達と配分を計画する予算管理手法です。設備投資、事業拡大、研究開発など、長期的な価値創造を目指す投資に資金を配分します。商品取引では、企業の成長戦略と財務計画において重要な経営管理ツールです。
資本バッファー
資本バッファーは、金融機関が規制要件を上回る資本を保有することで、経済的ショックや市場変動に対する抵抗力を高める制度です。バーゼルIII規制に基づき、金融システムの安定性を確保します。商品取引では、金融機関の健全性評価と取引リスク管理において重要な概念です。
キャピタルゲイン税
株式、債券、不動産、コモディティなどの資産(キャピタルアセット)を売却した際に得られる利益(キャピタルゲイン)に対して課される税金です。国によって課税方法や税率は異なります。
資本要件
資本要件は、金融機関が事業を営むために最低限必要とされる資本の水準を定めた規制です。バーゼル規制に基づき、リスク資産の規模に応じて必要な資本を算出し、金融機関の健全性を確保します。商品取引では、金融機関の信用力評価と取引リスク管理において重要な指標です。
資本構造
Capital Structureは、企業の総資本における負債と自己資本の構成比率を表す財務指標です。負債比率、自己資本比率、負債対自己資本比率などにより企業の財務健全性とリスクプロファイルを評価し、最適な資本構成の決定や資金調達戦略の策定に活用されます。企業の成長戦略、リスク管理、投資家へのアピールにおいて重要な要素となっています。
資本剰余金
Capital Surplusは、企業の資本取引から生じる剰余金で、資本金を超える部分を指す財務指標です。株式発行差益、減資差益、合併差益などが含まれ、企業の財務健全性と成長性を示す重要な要素となります。資本剰余金は配当原資や事業拡大の資金源として活用され、企業の財務戦略と投資家への還元政策において重要な役割を果たしています。
カラット
宝石(特にダイヤモンド)の質量(重さ)を表す単位です。1カラットは正確に0.2グラム(200ミリグラム)と定義されています。金の純度を示すカラット(Karat/K)とは異なります。
炭素国境調整
炭素国境調整は、国内で炭素価格を課している国が、炭素価格を課していない国からの輸入品に対して炭素税を課す制度です。炭素リーケージを防ぎ、国際的な気候変動対策の公平性を確保します。商品取引では、国際貿易における環境規制と競争力の調整において重要な制度です。
二酸化炭素回収・貯留
Technology to capture and store CO2
二酸化炭素回収・利用
Technology to capture and use CO2
カーボンクレジット
カーボンクレジットは、温室効果ガスの削減・吸収量を認証して発行される取引可能な権利です。商品取引分野では新たな資産クラスとして注目され、炭素価格形成、リスクヘッジ、ESG投資において重要な金融商品となっています。
カーボンニュートラル
Carbon Neutral(カーボンニュートラル)は、事業活動や製品ライフサイクルから排出される温室効果ガスを、吸収・除去活動により実質的にゼロにする取り組みです。企業の炭素排出量削減目標として活用されるほか、商品取引においてもカーボンニュートラル認証商品の需要が拡大しています。
炭素税
二酸化炭素(CO2)の排出量、または化石燃料の炭素含有量に応じて課される税金のことです。カーボンプライシング(炭素の価格付け)の代表的な手法の一つで、排出削減を促すことを目的とします。
炭素取引
Carbon Tradingは、温室効果ガスの排出権を取引する市場取引制度です。企業や国が排出削減目標を達成するため、排出権の売買を行い、環境負荷の低減と経済的効率性を両立させます。京都議定書やパリ協定に基づき、世界的に導入が進む環境配慮型の取引システムとなっています。
輸送費保険料込み
インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向地までの運送費と保険料を負担しますが、危険負担は輸出地の最初の運送人に貨物を引き渡した時点で買主に移転します。あらゆる輸送手段に対応可能です。
輸送費込み
インコタームズ規則の一つで、売主が指定仕向地までの主要運送契約を手配し運賃を負担しますが、危険負担は輸出地の最初の運送人に貨物を引き渡した時点で買主に移転します。あらゆる輸送手段に対応します。
運送人
運送契約に基づいて、物品の輸送(海上、航空、陸上など)を引き受ける事業者や個人を指します。インコタームズの多くの規則で、危険や費用の移転に関わる役割を担います。
キャー=マダン公式
オプションの価格評価に関する公式で、特にヨーロピアンオプションの価格を、そのペイオフ関数のフーリエ変換(特性関数)を用いて表現するものです。高速フーリエ変換(FFT)を利用した効率的な計算が可能です。
キャリーチャージ(保管費用)
コモディティ(商品)などの現物を、ある時点から将来の時点まで保有(キャリー)し続けるためにかかる費用のことです。主に金利、保管料、保険料などから構成され、先物価格形成に影響します。
繰越在庫
繰越在庫は、期末時点で翌期に持ち越される在庫です。農産物では収穫期から次の収穫期までの供給を支え、価格安定化に寄与します。適切な繰越水準の維持は、市場の需給バランス調整に重要な役割を果たします。
キャリートレード
低金利の通貨で資金を調達し、その資金を高金利の通貨や他の資産(株式、商品など)に投資することで、金利差(キャリー)や値上がり益を得ようとする取引手法です。為替変動リスクなどが伴います。
現金・運搬
現物市場で商品を買い、同時に先物市場で同じ商品を売る裁定取引戦略です。現物と先物の価格差を利用して利益を得る取引手法です。保管コストを考慮しながら、価格変動リスクを最小化して安定した収益を確保します。
現金・運搬裁定
キャッシュ・アンド・キャリー裁定(Cash-and-Carry Arbitrage)は、現物を購入して同時に先物を売却し、理論価格との乖離から無リスク利益を得る取引戦略です。持越費用(保管料、金利、保険料など)を考慮した理論価格より先物が割高な場合に実行されます。商品市場では、現物と先物の価格関係を正常化させる重要なメカニズムとして、市場の効率性維持に貢献しています。
キャッシュフロー
キャッシュフローは、特定期間における現金の実際の流入と流出を示す重要な財務指標です。商品取引企業では、在庫投資や国際取引に伴う資金の動きを把握し、流動性管理と資金繰り計画の基礎として活用されています。
キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書は、企業の一定期間における現金の流入と流出を示す財務諸表です。営業活動、投資活動、財務活動に分類され、企業の現金創出能力と財務的健全性を評価します。商品取引では、取引先の支払能力評価や投資判断において重要な財務情報です。
前払い
商品の出荷前に買主が代金を全額支払う決済方法です。売主にとって最も安全な条件で、貿易金融や為替リスクを回避できます。新規取引先や信用力に不安がある場合に採用されることが多く、買主側では資金繰りの負担が大きくなります。
現金管理
Cash Managementは、企業の現金・預金の収支、運用、投資を総合的に管理する財務管理手法です。現金フローの最適化、流動性の確保、資金効率の向上を図り、企業の財務健全性と収益性を維持します。商品取引における決済リスクの軽減、機会損失の回避、財務コストの削減において重要な役割を果たし、企業の継続的な成長を支える基盤となっています。
現物市場(キャッシュマーケット)
商品の即時決済と受渡しを行う市場で、先物市場と対をなす基本的な取引形態です。実物商品の所有権が売買と同時に移転し、決済後すぐに商品を受け取ることができます。価格発見機能と実需取引の場として、商品流通の基盤となっています。
現金比率
Cash Ratio(現金比率)は、現金及び現金同等物を流動負債で割った指標で、企業の現金による支払能力を示します。最も流動性の高い資産による短期債務の支払能力を測定し、企業の即座の支払能力を最も厳格に評価します。
差金決済
先物取引やオプション取引などのデリバティブ取引において、最終決済日に原資産(商品や証券)の現物を受け渡す代わりに、当初の契約価格(または権利行使価格)と最終決済価格との差額を現金で受け渡す決済方法です。
CBOT規格(シカゴ商品取引所規格)
シカゴ商品取引所(CBOT)が定める穀物の取引規格です。大豆、小麦、トウモロコシの品質等級、水分含有率、不純物許容量を規定し、世界の穀物取引における価格形成と品質基準の中心的役割を果たしています。
中央清算機関
中央清算機関(CCP)は、取引の売り手と買い手の間に入り、それぞれの相手方となって決済を保証する機関です。厳格なリスク管理、証拠金制度、デフォルト管理により市場の安定性を維持します。商品取引では価格変動リスクの集中管理で重要な役割を担います。
上限価格 (天井価格)
上限価格とは、商品価格に設定される最高限度です。政府による価格統制、取引所の値幅制限、供給契約での価格キャップなど、様々な形で存在します。消費者保護や市場の安定化を目的としますが、供給不足を招く可能性もあります。
中心限月
中心限月は、先物市場において最も活発に取引されている限月のことです。通常、期近限月や第一限月がこれに該当し、流動性が高く、売買スプレッドが狭いため、多くのトレーダーが取引の中心とする限月です。市場の価格発見機能が最も効果的に働く限月でもあります。
セリウム
原子番号58の元素(Ce)で、ランタノイド(希土類元素)の一つです。希土類の中では最も存在量が多く、研磨剤、自動車排ガス浄化触媒、ガラス添加剤、発火石などに利用されます。
分析証明書
分析証明書(COA)は、製品の化学的・物理的分析結果を詳細に記載した証明書で、品質保証の客観的根拠を提供します。商品取引では品質確認、仕様適合性の証明、品質クレーム対応において重要な役割を果たします。
適合証明書
適合証明書(Certificate of Conformity, CoC)は、製品が特定規格・規制要求に適合することを証明する第三者機関発行の公的文書です。商品取引では輸出入通関、CE/ULマーク要求、顧客監査対応で必須となる品質保証の基本書類です。
原産地証明書
輸出される貨物が、どの国または地域で生産・製造されたものであるか(=原産地)を証明する公的な書類です。輸入国の関税率適用や貿易統計などに利用されます。
品質証明書
品質証明書(Quality Certificate)は、商品が契約規定の品質基準を満たすことを証明する公式文書です。第三者検査機関が発行し、国際商品取引では支払条件の充足と紛争防止のため、信用状決済で必須書類として要求されます。
数量証明書
数量証明書は、商品の正確な数量を証明する公式文書です。独立検査機関が発行し、重量、容積、個数などを記載します。商品取引の決済、保険請求、税関手続きにおいて不可欠な書類となっています。
商品先物取引委員会
CFTCは、アメリカ合衆国の商品先物取引を監督・規制する連邦政府機関です。Commodity Futures Trading Commissionの略称で、商品先物取引の公正性と透明性を確保し、市場操作や詐欺行為を防止します。世界最大の商品先物市場であるアメリカ市場の安定性を支える重要な規制機関となっています。
加工・流通過程の管理(CoC)基準
製品が原材料から最終製品に至るまでのサプライチェーン全体を通じて、認証された(例: 持続可能な、リサイクルされた)原材料と非認証の原材料が混ざらないように、適切に管理・識別・追跡するための基準や仕組みのことです。
チャートパターン
チャートパターンは、価格チャート上に現れる特定の形状で、将来の価格動向を予測する手がかりとなる図形パターンです。ヘッドアンドショルダー、トライアングル、ダブルトップなどの代表的なパターンがあります。商品先物取引では、これらのパターン認識により、トレンドの継続や転換を事前に察知することが可能となります。